


「これからの時代を生き残れるリーダーって、どんな役目を果たせる人?」



「令和時代でも活躍できるリーダーの役目を教えてほしい!」
このように、2025年、そしてその先の時代でも活躍できるリーダーの役目を知りたいという方は多いでしょう。
そこで本記事では、これからの時代でも活躍できるリーダーの役目である「全員リーダーシップ」について解説していきます。
全員リーダーシップを達成できれば、リーダーとしてこれからも活躍できることは間違いないでしょう。
・全員リーダーシップとは何か?
・これからの時代に全員リーダーシップが求められる理由は?
・全員リーダーシップのメリットは?
・全員リーダーシップを実現する方法は?



全員リーダーシップの極意について、解説していきます。すでに上司やリーダーになっている人や、上の役職を目指している若手社員の人は、ぜひ参考にしてください。
全員リーダーシップとは何か?
日本の会社でリーダーシップを発揮する人ってどんな人でしょうか?
それは、上司やリーダーというポジションにいる人です。
シンプルに言うと、リーダーシップを発揮しなければいけない役職や立場にいる人だけが、リーダーシップを発揮しています。
なにやら当然のことを言っているように聞こえますが、これからの時代では、この前時代的なリーダーシップは通用しなくなるでしょう。
例えば、世界でも飛び抜けて素晴らしい企業であるグーグルでは、役職や立場に関係なく、誰もがリーダーシップを発揮することで有名です。
具体的に説明すると、



Aさん:プロジェクトAのリーダー。さらに、プロジェクトB・C・Dのフォロワーとして活躍。



Bさん:プロジェクトBのリーダー。さらに、プロジェクトA・C・Dのフォロワー。
同様にCさんDさんも、他のプロジェクトのフォロワーとして働きながら、それぞれが担当するプロジェクトのリーダーとして活躍します。
このように、役職や立場に関係なく、上司も部下も全員がリーダーシップを発揮しながら活躍することを、「全員リーダーシップ」と言います。



このように、これからの時代は、各担当者が自分の業務でリーダーシップを発揮していく傾向が強まります!なので、リーダーシップが必要ない人はいない!ということです。
これからの時代に全員リーダーシップが求められる理由は?
かつての日本では、優秀なリーダーが会社全体を引っ張る完全なトップダウン型でした。
社員のほとんどが労働力として真っ直ぐに働き続け、目覚ましい成功と成長を実現していきました。
しかし、このような企業のあり方が通用したのは、変化のスピードが遅かった時代だったからです。
今や世界は、日々加速度的に変化が巻き起こっており、このような完全トップダウン型では、後手後手に回ってしまいます。
例えば、完全トップダウン型だと、売れるだろうと予測が出来る新しい製品を立ち上げようにも、企画立案の段階から多くの部署の承認が必要となります。
よってスピード感が足りず、生産を開始する頃には需要が変化したりすでに満たされてしまい、すでに売れなくなってしまうなんてこともしばしばあります。
このように、世界は目まぐるしく常に変化し続けますので、変化の激しい時代に対応できる組織になれないと、これからの時代を生き残れる会社にはなれないでしょう。
そこで、目まぐるしく変化し続ける世界で戦える組織になるために必要な条件が、「全員リーダーシップ」を発揮できるということです。
変化が起きてから対応するのでは、時すでに遅しです。
市場の変化を先読みしたり、チーム自らが変化を生み出したりできる力が無ければ、これからの時代を生き残れる可能性はかなり低くなるでしょう。
社員全員が、毎日のように次々と新しいアイデアを生み出そうと考え、行動し、実現していくためには、役職や立場が偉い人だけがリーダーシップを発揮するのでは不十分です。
多くの社員が、指示待ちではなくそれぞれリーダーシップを発揮して新しい業務に取り掛からなければ、世界の変化に対応できるスピード感を持つことはできないでしょう。



これからの時代に全員リーダーシップが求められる理由は、世界の変化に後れを取らないスピード感を手に入れることや、一人ひとりが自主自立できる強い組織体制を作るためです。
全員リーダーシップの4つのメリット
全員リーダーシップを実現することによって、下記のメリットがあります。
①イノベーションを引き起こせる
②全員のリーダーシップ力が向上する
③全員が自主・自立できる
④業務のスピード感が劇的に向上し、世界の変化に後れを取らない
それでは、4つのメリットについて解説していきます。
①イノベーションを引き起こせる
イノベーションと聞いて、どこかの外国のベンチャー企業をイメージした人は多いでしょう。
しかし、これからの時代を生き残っていくためには、イノベーションを起こそうと意識して仕事をしなければ、生き残ることは困難でしょう。
そこで、「全員リーダーシップ」を達成できれば、イノベーションを引き起こせる可能性が、劇的に高まります。
なぜなら、みんながリーダーとして、次々と新しいアイデアを出していきますので、イノベーションを引き起こせる確率が高まるのは、必然といえます。
②全員のリーダーシップ力が向上する
これからの時代は、マシンによる自動化やAIの進化によって、今人間が行っている仕事の半分程度は人間がする必要がなくなると言われています。
しかし、リーダーシップに関しては、これからの時代でも必要とされ続けるでしょう。
そのため、「全員リーダーシップ」を達成できれば、社員みんなのリーダーシップが向上し、変化の時代にも強い人材育成ができます。



人間に対してリーダーシップを取るAIなんて、作られませんよね。今後も人にはリーダーシップが求められ続けます。
③全員が自主・自立できる
従来のトップダウン型が通用しなくなっている現代では、いかに現場に近い社員が、主体性を持ち、また自分で判断して仕事を進められるように自立できるかが鍵となります。
「全員リーダーシップ」を推し進めていくことによって、全員の自主・自立が磨かれていきます。
これからさらに変化がスピードアップしていくと考えられていますので、変化の時代に対応できるように、今すぐ社員みんなが自主自立できるように、「全員リーダーシップ」を勧めていくべきでしょう。
④業務のスピード感が劇的に向上し、世界の変化に後れを取らない
完全トップダウン型から「全員リーダーシップ型」に変わることによって、業務のスピード感が劇的に向上していきます。
私のチームも、全員がそれぞれの担当業務を持ち、リーダーシップを発揮して周りを巻き込みながら仕事を進めています。
その結果、業務のスピード感が劇的に向上しました。
やらされ仕事ではなく、自らがやりたい・やる意義があると感じる仕事を探しましょう。
そうすることで、世界の変化にも敏感になるのも「全員リーダーシップ」のメリットの一つです。



スピード感はますます求められることは間違いありません!なので、このメリットは大きいですね!
全員リーダーシップを実現する方法
それでは全員リーダーシップを実現する方法について、解説していきます。
want思考で自分のしたいを周りに発信する
want思考とは、自分がしたいこと・やりたいことをベースとして考えることを指します。
リーダーシップを発揮するということは、自分のやりたいことを周りに発信し、巻き込んでいくことだと定義できます。
人間誰しも、自分がやりたいことに懸ける情熱はすさまじいものがあります。
まずはリーダー自らがwant思考でリーダーシップを発揮し、部下にお手本を見せてあげましょう。
部下一人ひとりと面談し、部下のwantを引き出す
前述した通り、人間誰しも、自分がやりたいことに懸ける情熱はすさまじいものがあります。
逆に、やらされ仕事に対するモチベーションはかなり低い傾向にあります。
そこで、部下一人ひとりと面談し、部下のwantを引き出しましょう。
部下のwantを引き出せたら、



「面白そうじゃん!それ、やってみない?」
と強く肯定してあげましょう。
やらされ仕事でリーダーになって欲しいと言われても、部下のやる気スイッチはONにならないでしょう。
しかし、部下自らがやりたいというwantの仕事なら、高いモチベーションを持てる可能性が高いので、その仕事でならリーダーとして奮起してくれるでしょう。
部下がリーダーシップを発揮できる仕事を見つけてあげるのも、リーダーの任務の一つです。



もちろん、何でもかんでもやりたい仕事をやらせるという訳ではありません。やらされ仕事が100%にならないようにしましょう!ということです!
リーダーの3分ミーティング術で部下を育成する
「全員リーダーシップ」を達成するためには、リーダーは部下から信頼を得たり、部下から好かれたり、部下の思考力を鍛える必要があります。
そのための最適な方法が、リーダーが3分ミーティング術で部下を育成することです。
リーダーの3分ミーティング術については、下記の記事で詳細に書いておりますので、参考にしてください。
また、部下から本音を引き出すために、傾聴力を鍛える方法については、下記の記事を参考にしてください。



時間がない人も、3分なら捻出できますよね?(部下の数が膨大にいると困難かもですが。)
令和時代以降の若い世代の特徴について熟知する
昭和・平成時代の上司からすると、どうしても頼りなく見えてしまうのが、令和時代の若手社員たちです。
「全員リーダーシップ」を達成するためには、令和時代の若手社員たちの特徴について、熟知しておくことが大切です。
令和時代の若手社員たちの10の特徴を下記にまとめておきます。
①チャレンジ精神が低い
②成功の経験が少ない
③Face to Faceが苦手
④本音で話せない
⑤仕事とプライベートは分けたい
⑥競争したくない
⑦答えは1つしかないと思い込んでいる
⑧憧れや目標とする人がいない
⑨ストレスを上手く解消できない
⑩メンタルが弱い
詳細については、下記の記事を参考にしてください。
また、令和時代の若手社員は、決してモチベーションが低いわけではありません。
ただ、昭和・平成時代の上司と違う箇所にやる気スイッチがあるんです。
昭和・平成時代の上司と、令和時代の若手社員のモチベーションの差については、下記の記事を参考にしてください。



これからの若手社員は、今までの社員とは毛色が大きく異なります。しっかり学んでおきましょう!
全員リーダーシップがこれからの時代に必要であることを明確に伝える
全員リーダーシップを実現する方法で、最も重要なのが、全員リーダーシップがこれからの時代に必要であることを明確に伝えることです。
いきなり



「全員がリーダーシップを発揮して業務を進めていこう!」
なんて言っても、部下は付いてこないどころか、困惑するばかりでしょう。
たとえば、野球選手たちに、何の前触れもなく



「今日からみんなが監督目線で試合に挑もう!」
と言っているようなものです。
・なぜ全員がリーダーシップを発揮しないといけないのか?
・メリットは何なのか?
ということを、しっかりと説明しましょう。



あなたの職場が、全員リーダーシップを発揮できることを願っております!さあ、がんばっていきましょう!
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ー以上ー



「あなたのビジネス力の向上、全力で支援します!」をモットーにした、自動車業界の大手メーカーの会社員です。
超人的な成功者のリーダー論ではなく、普通の職場・現場に近くて実用的なリーダーシップ・ビジネススキルの持論を展開します。
激変の時代でも活躍できるよう、あなたをブログで全力支援します。
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