「サーバントリーダーシップでマネジメント力って向上するの?」
「サーバントリーダーシップを活用してマネジメント力を向上させる具体的な方法を知りたい!」
このように考える中間管理職やリーダーは多いでしょう。
そこで本記事では、サーバントリーダーシップやマネジメントの定義に触れながら、マネジメント力を向上させるサーバントリーダーシップの行動をまとめました。
きっとあなたのお役に立てると信じています。
これからますますサーバントリーダーシップの重要性は増してきます!ぜひこの機会に学んでおきましょう!
サーバントリーダーシップとマネジメントの定義
それではまず、サーバントリーダーシップとマネジメントの定義について確認しておきましょう。
言葉は、あいまいなイメージではなく、はっきりとした定義について知って考えることが大切です。
サーバントリーダーシップとは?
サーバントリーダーシップ(支援型リーダーシップ)とは、
アメリカのロバート・グリーンリーフ博士が提唱したリーダーシップ哲学です。
サーバントとは、
「使用人」
「召使い」
という意味を持ちます。
この言葉の意味が示すように、サーバントリーダーシップとは、
従来の、リーダーがトップダウン型で指示をビシバシと出して引っ張っていく「支配型リーダーシップ」と真逆の考えとなります。
マネジメントとは?
そもそもマネジメントという言葉は、かの有名な
アメリカの経営学者ピーター・ファーディナンド・ドラッカーの著書『マネジメント』
から生まれたと言われています。
そのためか、今やドラッカーは「マネジメントの父」と称される存在となっています。
さて、ドラッカーの定義したマネジメントとは、
「組織に成果を上げさせるための道具、機能、機関」
であり、マネジメントを行うマネージャーとは、
「組織の成果に責任を持つ者」
となっています。
私的には少しお堅いと感じてしまいます。
そこで、マネジメントを私なりにかみ砕いて分かりやすく表現すると、
「会社の方針や進むべき方向をみんなに示し、チームの成果を最大化すること」
だと考えます。
もっとシンプルに言うなら
「みんなの成果を引き上げるために支援、指導する」
ことです。
ただマネジメントを直訳して
「部下を管理する事」
と捉えてしまうと、上手くマネジメントできませんので気を付けましょう。
マネジメントを、「単なる部下の管理」と捉えることはやめましょう!
サーバントリーダーシップでマネジメント力が劇的に伸びる6の方法とは?
それではいよいよ本題に入りましょう。
サーバントリーダーシップでマネジメント力が劇的に伸びる6の方法について、具体的に解説していきます。
サーバントリーダーシップを十二分に駆使してマネジメント力を伸ばすという意識があるからこそ、マネジメントが上手くいくようになります。
そのための方法をしっかり学んでいきましょう。
方法①傾聴に徹して部下の望みを聞き出す
サーバントリーダーシップの鉄則。
それは
傾聴にあります。
傾聴とは、ただ聞くだけではなく
・親身になって真剣に聞く
・相手の感情に共感する
ということを大切にしないといけません。
上司が傾聴することで、部下は自分の心情や仕事の悩み、新たな提案が出来るようになります。
激変の時代である現代では、いかに現場のメンバーの発見を活かすことができるか否かが、組織の成果と発展に大きく関与してきます。
そのため、サーバントリーダーシップの要である傾聴については、日頃から意識することが大切です。
なお、傾聴力を劇的に伸ばす方法については、下記の記事にて詳細にまとめていますのでぜひ参考にしてください。
※共感のさらに上の感情シンクロについても書いてます。
【リーダーに絶対必要な能力は傾聴力】傾聴スキルが飛躍する11のコツ
⇧の記事の共感シンクロというテクニックは、ぜひ習得しておきましょう!仕事だけじゃなく、恋愛も友達付き合いも含め、人生を好転させてくれます!
方法②部下の立場を尊重し理解する
部下と上司。
立場が違うと、見える景色も思考方法も変わります。
当然、経験や知識にも差が生まれます。
そのため、想像以上にお互いのことを分かり合うのは難しいです。
まずはマネジメントする側のあなたが、部下の立場を尊重し理解してあげましょう。
悪い例①「何でそんなこともわかんねえんだ!」
悪い例②「もっと全体の流れを把握しろよ!」
などと叱るのではなく
良い例①「まだまだ経験不足だから今回は仕方ない。けど次からは上手くいくように今回の反省を活かしてね。」
良い例②「自分目線だけでなく、他部署の目線も持たないとね。」
と、相手を尊重しながら寄り添ってあげることが大切です。
これこそがサーバントリーダーシップでマネジメント力を高める行動となります。
上司と部下、お互いが尊重し合えれば、サーバントリーダーシップは上手くいきます。
方法③質問で部下に気付きを与える
従来の「支配型リーダーシップ」はティーチングでとにかく教え込むやり方が横行していました。
しかし「サーバントリーダーシップ」では、質問で相手に気付きを与えるコーチングの相性が良いです。
※緊急時などスピード感が求められる時はティーチングが必要です。
質問を上手く活用することで、
・思考が整理される
・自分も相手も気付きを得られる
・部下の思考力が向上する
・新しいアイデアが生まれる
といった、マネジメントにも良好な効果が得られます。
質問の仕方は、5W1Hを意識しましょう。
When … いつ(時間)
Where … どこで(場所)
Who … 誰が(人)
What … 何を(物・行動)
Why … なぜ(理由)
How … どのように(手段)
たとえば、部下が製品に異物が混入した不具合に悩まされているとしたら、
「いつ異物が混入したか特定できているのかな?」
「どこで異物が混入したか特定できているのかな?」
「誰が異物混入を発見したのかな?その時の状況はその人から聞けているのかな?」
「何が異物混入したのかな?その現物は見たのかな?」
「なぜ異物混入したのかな?またなぜ異物混入を発見できたのかな?」
「今までは異物混入しなかったのに、今回はどのようにして異物混入したのかな?」
このように、5W1Hを使って質問することで、部下は気付きを得られます。
※さらに質問が上手くなるためのコツを、下記の記事にて詳細にまとめていますので、ぜひ参考にして下さい。
【質問力爆上げ!】質問の仕方15の極意で、あなたも質問の天才に!
5W1Hを駆使した質問は、かなり効果的です。質問の天才を目指すなら、⇧の記事も読んでおきましょう!
方法④癒しを与える(メンタルケア)
現代では、うつ病になったり転職する部下が激増しています。
また日々のストレスで十分に成果を出せていない部下も多くいます。
今、サーバントリーダーシップには
部下を癒す(メンタルケア)
ことが求められています。
メンタルケアには、部下一人ひとりから話をしっかりと聞くために面談する必要があります。
しかし、ただ何も考えずに面談をしても効果は薄いでしょう。
そこで、面談術を下記の記事にて詳細にまとめていますのでぜひ参考にしてください。
【部下育成のためのリーダーシップの極意】面談術を超具体的に教える
相手の心を癒すことは、
「みんなの成果を引き上げるために支援、指導する」
というマネジメントに則っています。
方法⑤真のコミュニケーション術の活用
支配型リーダーシップには、一方向な伝達ができていれば何とかなりました。
しかしサーバントリーダーシップを駆使してマネジメントを上手く行うのであれば、
今までよりも密な真のコミュニケーションを取る必要があります。
「今さらコミュニケーション?」
なんて思うことなかれ。
コミュニケーションほど、大切だという認識がありながら真剣に向き合っている人が少ないものはありません。
今だからこそ、コミュニケーションについて真剣に考える必要があるのです。
さて、真のコミュニケーション術・・・。
その方法については、下記の記事にて詳細にまとめていますのでぜひ参考にしてください。
リーダーの真のコミュニケーション術10の極意とは?部下と上手くやる方法
方法⑥ワクワクする明確なビジョンを示す
「大きな夢や、実現したら世界が変わるようなビジョンを聞いたら、あなたはどう思いますか?」
きっと、ワクワクして心が躍ることでしょう。
これからの時代のマネージャーたちは、部下がワクワクするようなビジョンを明確に示してあげることが大切です。
じゃないと、部下はついてきません。
しかしだからといって、実現不可能なビジョンや、ただの自己満足な夢を掲げるのはNGです。
では、どのようなビジョンが良いのでしょうか?
良いビジョンの条件を、下記しておきます。
・相当がんばらないと実現は難しそうだけど、実現できる望みはある。
・部下たちの多くが共感できる。
・思わず心が躍ってしまう。
この3つの条件を満たすビジョンを描いて、部下たちと共有できることが、フォロワーリーダーシップでマネジメントを成功できるリーダーの役割です。
※チームビジョンは非常に重要です。そこで下記の記事にて、チームビジョンについて詳細にまとめていますのでぜひ参考にして下さい。
【チームビジョンの具体例を紹介!】チームを導く究極のビジョンとは?
ワクワクするビジョンを描くことは、上司やリーダーとして最も大切な条件の一つです!
サーバントリーダーシップでマネジメント力が劇的に伸びる6の方法まとめ
それでは最後に、サーバントリーダーシップでマネジメント力が劇的に伸びる6の方法をまとめておきます。
方法②部下の立場を尊重し理解する
方法③質問で部下に気付きを与える
方法④癒しを与える(メンタルケア)
方法⑤真のコミュニケーション術の活用
方法⑥ワクワクする明確なビジョンを示す
あなたのマネジメント力が伸びることを願っております!共にがんばりましょう!
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ー以上ー
「あなたのビジネス力の向上、全力で支援します!」をモットーにした、自動車業界の大手メーカーの会社員です。
超人的な成功者のリーダー論ではなく、普通の職場・現場に近くて実用的なリーダーシップ・ビジネススキルの持論を展開します。
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