「リーダーに必要な能力と言えば、やはりロジカルシンキングでしょ!」
「スマートなリーダーになるには、やはりIQを高めることが大切だよね!」
このように考えている人は多いでしょう。
確かに、賢くて的確な判断を下せるリーダーってかっこいいですよね!
しかし、実はIQが高いからといって、偉大なリーダーになれるかというと、そういうわけではありません。
むしろ、リーダーに必要な能力は、IQよりも他の能力だと言われています。
そこで本記事では、令和時代のリーダーに求められる能力や資質について、述べていきます。
リーダーに求められる能力はIQだという考えは、もう古い!?ぜひワクワクしながら読み進めてください!
偉大なリーダーたちが、リーダーに必要だと考える真の能力は何?
それではまず、偉大なリーダーたちが、リーダーに必要だと考える真の能力について、見ていきましょう。
カーネギー工科大学の調査結果より、経済的成功者の85%は、人間管理のスキルとパーソナリティ、コミュニケーション、ネゴシエーション、統率の能力のおかげで成功できたと言っている。
一方で、専門的知識が成功の秘訣だと回答したのは、15%に過ぎない。
参考元:https://www.forbes.com/sites/keldjensen/2012/04/12/
intelligence-is-overrated-what-you-really-need-to-succeed/#76dd4006b6d2
参考文献:米経済誌のフォーブス
偉大な経営者(リーダー)たちは、専門的知識よりも、人間管理のスキルとパーソナリティ、コミュニケーション、ネゴシエーション、統率などが必要だと言っています。
つまり、これからのリーダーは、IQよりも、EQやSQ、AQ、BQを磨く必要があるということです。
「んん?IQは分かるけど、EQやSQ、AQ、BQってなに?」
このように感じた人も多くいるでしょう。
大丈夫、IQを含め、EQやSQ、AQ、BQについて、一つずつ解説していきます。
令和時代のリーダーとして活躍するならば、IQだけでなく、EQやSQ、AQ、BQの意味や重要性について知っておくべきでしょう。
IQ、EQ、SQ、AQ、BQって何?
それでは、IQ、EQ、SQ、AQ、BQの意味や、令和時代のリーダーになぜ必要となるのかについて、解説していきます。
IQ(Intelligence Quotient)とは
IQとは、知能指数のことで、同じ年齢の人たちと比べて対象者の知能が高いか低いかを表す指標です。
IQ(知能指数)が高い人は、会話の理解度が早く、論理的に物事を考えられる力が高いです。
ビジネスにおいて、IQの高さは非常に重要な能力の一つと言えます。
しかし、前述した通り、IQよりもリーダーに必要な能力があります。その能力について、下記の通りご紹介していきます。
EQ(Emotional Intelligence Quotient)とは
EQとは、心の知能指数と言われ、端的に言うとコミュニケーション能力や自己認知能力の高さを表す指標です。
EQが高い人を簡単に言うと、自分自身の感情のコントロールができ、コミュニケーション能力が高くて良好な人間関係を築ける人ということになります。
リーダーのEQが高いと、チーム全体の業績が上がったり、他社との交渉が円滑に進んだり、職場の雰囲気が良くなりやすいです。
また、EQが高いと自己認知能力が高いので、下記特徴があります。
・ストレス耐性が高い
・自分で納得が出来る決断を下せる
・不断の努力ができる
⇧自分の内なる感情をコントロールする能力が高いので、安定感があります。
令和時代は、さらに技術革新のスピードが増していきますので、人が置かれる環境は目まぐるしく変わっていきます。
EQを鍛えていると、その環境の変化に適応できますので、まさに令和時代のリーダーに必要な能力だと言えるでしょう。
SQ(Social Intelligence Quotient)とは
SQ(Social Intelligence Quotient)は、社交性や対人能力の高さを表す指標で、社会性の知能指数と称されます。
SQは、コロンビア大学の心理学などの研究者であるエドワードソーンダイクに定義され、ハーバード大学の研究者であるダニエル・ゴールマンによって修正されたものです。
なにやら、EQとSQが似てるぞ!と思った人も多いでしょう。
EQは、人の感情の機微や内面の理解に重きを置き、SQは他者の感情や思考について理解し、そこからどう行動するべきかを考える能力と言えます。
よって、他者の感情から判断を変えない経営者などには、必要な能力ではありません。
一方で、ビジネスの現場のリーダーは、SQが高いほど高いリーダーシップを発揮できます。
SQが高いほど、部下に笑顔が溢れ、活気があるチームや一体感のあるチームを作ることが出来ると言われていますね。
AQ(Adversity Quotient)とは
AQとは、逆境時のストレス耐性や対応力の高さを表す指標で、逆境指数と称されています。
米国の組織コミュニケーション研究者のポール・G・ストルツ博士によって考案されており、IQやEQより新しい指標として、令和時代にますます注目度が高まっています。
IQやEQが高いのに活躍できない人が多くいますが、
それはAQが低く逆境に上手く対応できないからです。
目まぐるしく環境が変わる現代において、常にピンチに陥らずに上手く生き続ける可能性など、ほぼないでしょう。
必ず追い込まれて、厳しい環境で戦わなければならない時がきます。
そんな時に、AQが高いリーダーこそが、強く生き残っていけることは間違いありません。
なお、AQは以下の5段階に分類されます。
レベル1:逃避(Escape):逆境から逃げようとする
レベル2:サバイブ(Survive):なんとか生き残ろうとする(生き残ることで手一杯)
レベル3:対処(Cope):とりあえず対処をする(対処で手一杯)
レベル4:管理(Manage):逆境をなんとか管理し、解決しようとする
レベル5:滋養(Harness):ピンチをチャンスに変え、逆境を栄養源としてさらに飛躍する
これからの時代で重宝されるリーダーになるのであれば、レベル3では不十分で、少なくともレベル4を目指すべきでしょう。
逆境を栄養源にする・・・?私はその領域に到達できなさそうです・・・。
BQ(Business Quotient)とは
BQとは、ビジネス感度と称され、下記の式で表されます。
要するにBQは、リーダーとしての総合力を表す指標だと言えます。
BQが高いリーダーは、目まぐるしいほど技術革新が進む現代において、時代の流れに敏感であり、目指すべき目標が明確であり、チームの改善を推し進め、新たな価値を作ることが出来るでしょう。
まさに革命を起こすようなカリスマ的なリーダーになるには、このBQを高める必要があります。
EQやSQ、AQ、BQの鍛え方
EQやSQ、AQ、BQの意味や重要性については理解できたことでしょう。
次は、EQやSQ、AQ、BQの鍛え方についてご紹介します。
令和時代で活躍するリーダーになるために、これらの能力を鍛えましょう。
どうすればこれらの能力を鍛えられるのか。一緒に考えて行きましょう!
EQの鍛え方
・相手の気持ちになって考える
・感情的なまま判断をしない。冷静になってから判断する
・相手の話を傾聴する
・相手に共感する
・自分が何に怒り、何に喜ぶのかを知るために、自己分析する
・相手を第一印象で決めず、観察を続ける
SQの鍛え方
・感情表現を豊かにする
・相手をよく観察する
・相手の感情を推測する
・自分から話しかけ、多くの人と交流する
・一日のコミュニケーションの振り返りを行い、良かった点と反省点を次に活かす
AQの鍛え方
・ミスや挫折を成長の機会と捉えて楽しむ
・成功するまで諦めずに挑む
・常にちょっとした挑戦をし、挑戦することに慣れておく
・約束を守り抜く
・仕事は自分を成長させてくれると考え、熱意を燃やして仕事に挑む
BQの鍛え方
BQの式は、
「BQ=IQ×EQ×SQ」
です。
よって、BQを鍛えるには、すでにご紹介したIQとEQとSQをバランス良く高めることです。
IQをないがしろにして良いというわけではない
さて、本記事ではIQよりもEQやSQ、AQ、BQが重要だと言いましたが、もちろんIQをないがしろにして良いというわけではありません。
特に、日本人においては、IQは依然として必要であり、鍛えていかなければならない能力だと考えます。
世界的に見ると、アメリカやヨーロッパなどの外国人は、日本人よりも論理的思考が得意な傾向にあります。
その理由としては、論理的思考に関する学校の教育体制であったり、そもそも英語が論理的な話し方であるからなんです。
なので、すでに論理的思考力が身に付いている外国人は、さらにIQ以外のEQやSQ、AQ、BQなどの能力を身に付けることで、その能力を遺憾なく発揮できるようになります。
よって、IQが高くない傾向にある日本人は、残念ながらIQを高めることも必要だと言わざるを得ません。
しかし、IQを上げることばかりを考えるのではなく、世界を舞台にして戦えるようなリーダーになるには、EQやSQ、AQ、BQについて知り、これらの能力を高めることを意識しないといけないということです。
あなたのIQやEQ、SQ、AQ、BQなどの能力が向上し、どこでも活躍できるリーダーになれることを願っております!さあ、がんばっていきましょう!
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ー以上ー
「あなたのビジネス力の向上、全力で支援します!」をモットーにした、自動車業界の大手メーカーの会社員です。
超人的な成功者のリーダー論ではなく、普通の職場・現場に近くて実用的なリーダーシップ・ビジネススキルの持論を展開します。
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