「上手く質問できないから、質問力を上げたい!」
「質問が下手だから、「それで、結局何が聞きたいの?」と言われてしまう。上手い質問の仕方を知りたい!」
このように、質問力を向上させたくて悩んでいる方は多いでしょう。
特に、コーチングをしたい上司やリーダー、先輩社員は、質問力を上げたいと願っている人ばかりでは?
そこで本記事では、大企業のリーダーとしてチームを引っ張ってきた私の経験を活かし、質問が上手くなる15の極意について解説していきます。
質問力が向上すると、あなたの世界は一変します。
ぜひ本記事の質問の仕方をマスターし、素晴らしい質問力を手に入れて下さい。
質問の仕方15の極意で得られるメリットとは?
それではまず、質問の仕方が上手くなることで得られるメリットについて、簡単に伝えておきましょう。
・部下から信頼を得られる
・上司に気に入られる
・質問の質が上がり仕事が効率化する
・異性からモテる
・親友が増える
・老若男女問わず好かれる
・・・etc
まだまだありますが、長くなってしまいますのでこれぐらいにしときましょう。
とにかく質問力が向上すると、あなたの世界が変わります。
仕事も私生活も好転するでしょう。
さあ、質問力を上げて自分の幸福度を高めていきましょう!
質問の仕方15の極意とは?
それでは、質問の仕方15の極意について解説していきます。
①一度に複数の質問をしない
「この前の案件、いつ報告書を出せそうですか?あと、飲み会のお店は決まりましたか?」
このように、一度に複数の質問をしないようにしましょう。
質問に答えるために、相手は一生懸命に考えるので、脳に負担がかかります。
なので一度に複数の質問をされると、脳の負荷が大きくなり、相手の回答の質が落ちたり、あなたからの質問自体に嫌気がさしてしまいます。
質問者は、いかに質問される側が答えやすいように配慮するかを考えねばなりません。
よって、一度に複数の質問をしないように心がけましょう。
②食い付きの良い話題を一つ深堀する
あなた「先週末は雨でしたね。家で過ごしましたか?」
お相手「はい、家で過ごしたので暇で暇で・・・。外に出たかったです。」
あなた「ということはアウトドア派なんですね。普段は外で何をしているんですか?」
お相手「特に最近はゴルフの打ちっぱなしにハマっていますね!いやー、早くやりたいですね!」
あなた「(お、食いつき良いな。)ゴルフ楽しいですよね!週に何回ぐらい行かれるんですか?」
このように、まだ相手のことをよく知らない場合は、探り探りの質問ばかりになるでしょう。
ここで質問が上手い人は、相手の食い付きが良い話題を見つけたら、その話題を深堀するように質問していきます。
相手が興味を持っていたり、話したい話題が広がると、相手に好かれやすくなりコミュニケーションが円滑になるからです。
この極意は、主に相手と仲良くなりたい時に重宝します!
③相手の知識レベルを確認せずに専門用語は使わない
お相手「最近野球を観るようになりまして。」
あなた「私も野球大好きです!昨日のカープの試合で発生したインフィールドフライの走塁ミス、どう思いましたか?」
お相手「(インフィールドフライって何?)えっと、そうですね・・・。」
このように、相手の知識レベルを確認せずに専門用語を使ってしまうと、相手があなたの質問を理解できず、答えられないことがあります。
あなたと相手は、知識レベルに大きな差がある可能性がありますので、専門用語を使うのは相手の知識レベルを確認してからにしましょう。
相手が理解できなかったり、相手に恥をかかせたりしないように配慮して質問するようにしましょう。
「私が知っているから相手も知っている」という思い込みは危険です。要注意!
④5W1Hを活用する
5W1Hを活用しましょう!
・Who(だれが)
・When(いつ)
・Where(どこで)
・What(なにを)
・Why(なぜ)
・How(どのように)
の頭文字を取ったものです。
具体例を下記しておきます。
・どこをチェックしないといけないのか?
・どのようにチェックしないといけないのか?
・いつチェックしないといけないのか?
・誰がチェックしないといけないのか?
・何をチェックしないといけないのか?
・なぜチェックしないといけないのか?
このように、5W1Hで質問するクセを付けておくと、質問のレパートリーが豊富になりますので会話に困ることがなくなります。
さらにビジネスでも、知りたい情報に対して抜け漏れなく情報を聞き出すことができますのでおすすめです。
5W1Hを意識して質問すれば、伝達ミスは驚くほど無くなります!めちゃくちゃ大切ですよ!
⑤自分の意見をちょっとだけ混ぜて質問する
お相手「最近は岩盤浴にハマってるんです。」
あなた「良いですよね、岩盤浴!今は冬なので、身体を芯から温めることは重要だと思いますが、○○さんも健康的な効果を狙って岩盤浴に通っているんですか?」
このように、自分の意見をちょっとだけ混ぜて質問してみましょう。
効果としては、相手の話をしっかりと聞いているということと、相手の話に興味関心を持っているということをアピールすることができます。
このアピールによって、相手はあなたとの話に楽しさや気持ち良さを感じることでしょう。
良い質問は、相手が話したくなるような感情を掻き立てます。
このテクニックによって「お、この人は私に興味を持ってくれている!」と相手が感じるような質問が出来るようになります!
⑥リアクションは大きく取る
あなた「映画にハマっているって言っていましたが、最近はどんな映画を観ましたか?」
お相手「実は今更ながらグレイテストショーマンを観まして・・・。」
あなた「へー、自分は観てないですね。」
お相手「あ、そうですか・・・。」
このように、質問したのに興味が無さそうにローテンションでリアクションをするのは避けましょう。
質問者には、相手の質問に対してしっかりとリアクションを取る責任があります。
聞き手がリアクションをしっかり取ってくれると、相手は話しやすくなりますし、話すのが楽しくなります。
この人と話したい!と思われるようにリアクションはしっかり取っていきましょう。
「こいつ質問してきたくせに全然食いつかへんやん!」と思われないように!相手の気持ちが一気に萎えてしまいます。
⑦あいまいさをなくす
あなた「最近どう?」
お相手「最近どう?って・・・。仕事ですか?私生活ですか?」
あなた「仕事に決まってんじゃん!」
お相手「(いや分からないって。)そうですねー・・・。ぼちぼちですかね。」
このように、質問する時はあいまいさをなくしましょう。
あいまいな質問は相手を困惑させてしまいます。
人によっては、勝手な解釈でこちらの思惑とは違う回答をする人もいます。
質問する時は、
「この質問ってあいまいさ無いかな?相手を困らせないかな?」
と自問自答してから質問するようにしましょう。
「で、何が聞きたいの?」とならないように質問しましょう!
⑧質問する目的を明らかにする
質問には、必ず目的があります。
その目的を明らかにしましょう。
たとえば、
・相手と仲良くなりたい!⇒「週末は何しているんですか?」
・ビジネスの案件の進捗を知りたい!⇒「○○案件の今の進捗を教えてくれませんか?」
・ちょっとした相談に乗ってもらいたい⇒「今5分ぐらい時間あるかな?」
このように、あなたが質問したい目的を明確にしておくと、聞きたい答えが返ってくる質問をすることができます。
「自分は何のために質問するんだろう?」
と質問の目的について考えるクセを付けましょう。
自分が果たしたい目的を意識して質問できている人って、ほぼいないのでは?と思います。ここを意識できると、質問力がかなり高まります!
⑨求められていないのにアドバイスはしない
あなた「最近仕事の調子どう?」
お相手「また部下が納期遅れて客先に怒られちゃって・・・。いやはや、部下のマネジメントは難しいですね。」
あなた「ちゃんと部下と小まめに面談してますか?面談しないとだめですよ!」
このように、相手に求められていないのにアドバイスはしないようにしましょう。
押しつけがましく思われたり、偉そうに思われたりしてしまいます。
このような時は、
「どうして上手くいかないのか、見当はついているのですか?」
など、相手に気付きを与えられるような質問が出来ると、あなたの質問力は非常に高いと言えます。
求めてもいないのに、勝手にアドバイスされるのって不快ですよね。気を付けましょう!
⑩相手の使う単語は言い換えない
お相手「今の仕事に飽きたので、ジョブローテーションしたいですね。」
あなた「部署異動で行きたいとこはあるんですか?」
このように、相手が「ジョブローテーション」という単語を使ったのに、「部署異動」という類義語に変換しないようにしましょう。
相手が使う単語は、思い入れがあったり気に入っている単語だったりするので、相手が使う単語を復唱すると、相手の耳には心地よく聞こえることがあります。
小さな気遣いですが、この細部のこだわりがあなたの質問力や好かれる力を高めてくれるのです。
⑪質問は簡潔にする
悪い例「最近職場の雰囲気が悪いのですが、この前○○さんと△△さんが言い争いしたという話を聞いており、その影響が出ているといううわさが職場で話題なので気になるのですが、実際のところどうなのでしょうか?」
良い例「○○さんと△△さんが言い争いしたって聞きましたが、今は仲直りしましたか?」
このように、質問は出来る限り簡潔にしましょう。
質問が長いと、何が聞きたいのか分からなくなりやすいので、質問される側は困ってしまいます。
「何が聞きたいの?」ということが相手に分かりやすいように、配慮しましょう!
⑫理解できないときは再度聞く
理解できなかったときは、素直に聞き返しましょう。
てきとうな返事をしてしまうと、理解できなかったことが相手に伝わり、相手からの信頼を失ってしまいます。
理解できずに再度質問するのは、悪いことではありません。
むしろ誠実に相手のことを理解しようという姿勢を示すことができますので、真剣さをアピールできます。
しかしあまりに何度も同じことを聞くと、相手をイライラさせてしまいますので気を付けましょう。
⑬情熱を持って最後まで聞く
相手の話を途中で遮らないようにしましょう。
特に、
・上司やリーダーの方々が部下の話を聞くとき
・夫が妻のオチの無い話を聞くとき
このような時は、ついつい話の途中で口を挟んでしまうことがあります。
話の途中で遮られることほど、不快なことはそうありません。
あなたが質問したのならば、相手の話を情熱を持って最後まで聞くという責任が、あなたにはあります。
⑭事実・推測・意見は分ける
あなた「工場で不具合があったって聞いたんだけど、概要を教えてくれるかな?」
お相手「A工場で製品Bの組立不良が発生しました。不具合の原因はヒューマンエラーだそうです。マニュアルの内容が不十分だったことがダメでした。」
あなた「マニュアルの内容が不十分だったのが原因というのは、事実?それとも君の推測か意見なの?」
お相手「あ、すいません、私の推測です。」
このように、相手の話が「事実・推測・意見」でごちゃごちゃになっている時は、しっかり分けるように質問しましょう。
この3つがごちゃ混ぜになっていると、相手の話のどこを信じていいのか分からず、正しい判断が下せない可能性があります。
質の高い答えを得るためにも、事実・推測・意見は分けましょう。
ごちゃごちゃな状況を整理する質問が出来ると、コミュニケーションが驚くほどスムーズになります!
⑮感情シンクロを使う
感情シンクロとは、相手と同じ感情とテンションで、自分事のようにリアクションを取ることです。
※私の造語です。
あなた「ご機嫌ですが、何かいいことありましたか?」
お相手「実はさ、競馬で20万円も買っちゃって!何に使おうかな?」
あなた「え、凄いじゃないですか!うわ、何に使おうか悩みますね!今これが欲しい!って物はないんですか?」
このように、相手と同じ感情とテンションで自分事のようにリアクションを取る感情シンクロを使いながら質問すれば、相手はますます話に前向きになります。
相手を気持ち良くして話をもっと引き出すことができますので、質問力を上げるテクニックとして覚えておきましょう。
共感シンクロは、めちゃくちゃ役立つテクニックなので、ぜひ覚えておいて下さい!
質問の仕方15の極意まとめ
それでは最後に、質問の仕方15の極意をまとめておきます。
①一度に複数の質問をしない
②食い付きの良い話題を一つ深堀する
③相手の知識レベルを確認せずに専門用語は使わない
④5W1Hを活用する
⑤自分の意見をちょっとだけ混ぜて質問する
⑥リアクションは大きく取る
⑦あいまいさをなくす
⑧質問する目的を明らかにする
⑨求められていないのにアドバイスはしない
⑩相手の使う単語は言い換えない
⑪質問は簡潔にする
⑫理解できないときは再度聞く
⑬情熱を持って最後まで聞く
⑭事実・推測・意見は分ける
⑮感情シンクロを使う
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ー以上ー
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