・扱いづらい派遣社員の15の具体的な対策
「派遣社員の態度が悪い!わがまま過ぎて上手く扱えない!」
「派遣社員が文句ばかりで態度が悪い!正直、うざいと思ってしまう・・・。」
このように、派遣社員に頭を悩ませている上司やリーダーの方々は多いでしょう。
でも、果たして悪いのは派遣社員なんでしょうか?
こちらの対応やケア不足ではないのでしょうか?
そこで本記事では、扱いづらい派遣社員の15の対策方法をまとめました。
きっとあなたのお役に立てると信じています!
派遣社員に困らされているそこのあなたは必見ですよ!
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扱いづらい派遣社員になってしまう理由とは?
それではまず、扱いづらい派遣社員になってしまう理由について、下記の通りまとめておきます。
・正社員と派遣社員の扱いの差が大きい
・正社員と派遣社員の給料の差が大きい
・正社員から仕事を押し付けられる
・正社員から見下される
・職場の風通しが悪くて上手くコミュニケーションが取れない(職場改善を要する)
・そもそもコミュニケーションが苦手(本人の問題)
・正社員のモチベーション(エンゲージメント)が低い
・派遣社員の性格に問題がある
・派遣なので責任感がない
・・・etc
このように、派遣社員が扱いづらくなる理由はたくさんあります。
派遣社員の性格に難がある場合もありますが、ほとんどは周りの環境によるところが大きいでしょう。
性格に難がある場合は、対策を講じることはほぼ不可能です(他人を変えることは容易ではない)。
しかし周りの環境が理由の場合は、上手く対策を講じることで、態度が悪くて扱いづらい派遣社員を上手く扱うことができます。
そのための方法を下記していきます。
態度が悪くて扱いづらい派遣社員の16の対策方法とは?
それではまず、態度が悪くて扱いづらい派遣社員の16の対策方法について解説していきます。
①朝礼で紹介する
派遣社員の態度が悪くなる要因の一つとしては、
正社員との格差
が挙げられます。
給与や福利厚生などは変えようがありませんが、対応は変えることができます。
多くの会社では、正社員が部署に配属されたら、全員の前であいさつの場が設けられるでしょう。
しかし派遣社員の場合は、全員の前で紹介する機会がなく、メール一通で配属されることが知らされることが多いです。
(私の会社でもそうです。)
「あれ、知らない間に派遣社員が増えてる!?」
という経験をした方も多いのではないでしょうか?
はっきり言って、正社員だろうと派遣社員だろうと、一緒に働く仲間であることは変わりありません。
なので同じ仲間として、配属されたらまずあいさつの場を設けてあげましょう。
このように、正社員と派遣社員の待遇の差を少しづつ埋めていけば、派遣社員が問題行動を起こすなど扱いづらくなってしまうことは減ります。
よって、派遣社員が配属されたら、朝礼で紹介しましょう。
②歓迎会を行う
正社員と派遣社員の待遇の差を埋めるための方法をもう一つご紹介します。
それは、
歓迎会を行う
ということです。
正社員が配属されると必ずと言っていいほど歓迎会が行われますが、派遣社員の場合は行われないことが多いです。
同じ仲間として気持ち良く協力していけるように、歓迎会を行うようにしましょう。
歓迎会で派遣社員を気持ち良く迎え入れることで、派遣社員が扱いづらい存在になるのを未然に防止できます。
③職場環境を改善する
派遣社員が扱いづらくなる要因の一つとして、
職場環境が悪い
ということが挙げられます。
そもそも派遣社員は仕事へのモチベーションが低い傾向にありますので、さらに職場環境が悪いと仕事に対する姿勢は悪くなる一方です。
よって、職場環境を改善しましょう。
職場環境の改善については、下記の記事にて詳細にまとめていますので、ぜひ参考にして下さい。
非常に実践的な内容になっていますので、必ずやあなたの職場が今よりも改善すると信じています!
【完全版】社内の職場環境の改善がめちゃくちゃ進む43の極意とは?
⇧の記事を読んで職場改善を進めていけば、派遣社員どころか全従業員に、プラス効果が発生します。
④従業員エンゲージメントを高める
従業員エンゲージメントをシンプルに言うと、従業員が
・会社をどれだけ信頼しているか
・会社にどれだけ貢献したいと考えているか
という事です。
これは正社員だろうと派遣社員だろうと関係ありません。
従業員エンゲージメントが高いほど、仕事に対するモチベーションが高くなり、責任感を持って仕事に取り組めるようになります。
よって、従業員エンゲージメントを高めることが出来れば、扱いづらい派遣社員への根本的な解決となります。
では、どのようにすれば、従業員エンゲージメントを高めることが出来るのでしょうか?
その具体的な方法については、下記の記事にて詳細にまとめていますのでぜひ参考にして下さい。
【最強リーダー10の秘技】従業員エンゲージメントを高める極意とは?
⑤心理的安全性を高める
心理的安全性(psychological safety)とは心理学の用語で、
チームメンバー1人ひとりが恐怖や不安なく、安心して発言・行動でき、何の心配なく仕事することができるか否かを表す指標です。
職場への帰属意識とも言えますね。
正社員だろうが派遣社員だろうが、心理的安全性が高いほど仕事に集中できる環境が整っており、ストレス無く仕事ができるようになります。
よって、派遣社員にとっても仕事がしやすい環境となり、不誠実や不真面目な態度で仕事に取り組む可能性を減少させることができます。
まさに扱いづらい派遣社員への根本解決の一手となります。
では、どうすれば心理的安全性を高めることができるのでしょうか?
その方法については、下記の記事にて詳細にまとめていますのでぜひ参考にして下さい。
⑥正社員と派遣社員を区別しない
「正社員なんだから~~~」
「派遣社員でしょ?だったら~~~」
このように、正社員だの派遣社員だのといった発言は控えるようにしましょう。
派遣社員は、会社での地位が低いのは揺るがぬ事実です。
しかしそれを振りかざして、正社員がマウントを取ってはいけません。
派遣社員には派遣社員のプライドがあり、認められたいという承認欲求があります。
よって、正社員と派遣社員を区別するような発言は控えましょう。
同じ職場の仲間として扱わないといけません。
じゃないと、派遣社員は仕事に対して不真面目になり、まさに扱いづらい派遣社員へと変貌してしまいます。
正社員も派遣社員も一人の人間で、同じ職場の仲間ですね!
⑦横柄な言葉遣いをしない・させない
派遣社員を見下す正社員は、一定数います。
正社員の方が立場が明らかに上なので、派遣社員への指示や言葉遣いが横柄になってしまう人は気を付けなければいけません。
「これ、早く終わらしとけよ!」
「いつまでその仕事やってんの?」
このような横柄な言葉をかけるほど、派遣社員のモチベーションは下がり、仕事への態度が悪くなります。
また、この問題はあなた一人が気を付ければいいということではありません。
職場全体の問題として取り上げ、正社員全員で、派遣社員への言葉遣いを改善するように努めるべきです。
⑧あいさつなどの声掛けでコミュニケーションを充実させる
「おはよう!」
「お疲れ様!」
「今日も一日ありがとう!」
「一週間がんばったねー!」
このような声掛けは非常に重要です。
声掛けが全くないもしくは一部の人しかしていない職場は、風通しの悪い職場と言えます。
風通しの悪い職場では、どんな社員も心がすさんできます。
特に立場の弱い派遣社員は、メンタルを病みやすい傾向にあるので、職場の風通しの悪さから強い影響を受けてしまいます。
よって、あいさつなどの声掛けを職場に浸透させて、コミュニケーションを充実させましょう。
そうすることによって、扱いづらい派遣社員への根本的な対策となります。
他にも、風通しの良い職場を作るための方法として、下記の記事にて詳細にまとめていますのでぜひ参考にして下さい。
【保存版】風通しの良い職場を作るコミュニケーション10の極意とは?
何回言っても足りないぐらい、あいさつって大事!!
⑨メールアドレスを与える
メールアドレスを持っていない派遣社員が多いですが、派遣社員にもメールアドレスを与えましょう。
(機密情報の取り扱いにはより強い注意が必要となりますが。)
なぜなら、メールによる全体連絡が派遣社員に行き渡らないことで、派遣社員が疎外感を感じるからです。
同じ職場の仲間として連携を強めていくには、正社員と派遣社員の差をいかに埋めるかという事が重要となってきます。
そのための一つの手段として、派遣社員にメールアドレスを与えることをおすすめします。
⑩派遣をまとめる派遣のリーダーを作る
ぶっちゃけ、派遣社員には派遣社員にしか分からない辛さがあるでしょう。
私自身、派遣社員として働いたことがありませんので、真に派遣社員の気持ちを分かってあげることはできません。
そこで、派遣社員同士のコミュニケーションを強くすることで、派遣社員の辛さや不平不満をシェアできる環境を作ってあげましょう。
おすすめなのが、派遣をまとめる派遣のリーダーを作ってあげることです。
派遣のリーダーを作り、日頃から派遣社員みんなの意見を集めてもらいましょう。
そして職場の上司やリーダーであるあなたが、派遣のリーダーと密にコミュニケーションを取ることで、派遣社員が働きやすい職場を実現することができます。
派遣社員が働きやすい職場になると、扱いづらい派遣社員も仕事に対して真摯に向き合うようになります。
また派遣社員同士の仲間ができることも、仕事へのモチベーションや楽しさに繋がります。
よって、派遣をまとめる派遣のリーダーを作ることは、効果的な一手となります。
うちの会社も、派遣のリーダーがいることで、派遣社員が心地よく働ける職場ができています!
⑪マニュアルを整備する
派遣社員は、正社員よりも複雑な仕事を担当することは少ないです。
どちらかというと、単純作業が多いでしょう。
単純作業を派遣社員に任せる時に、普通であればマニュアルがありますよね?
あなたの職場でもマニュアルに従って派遣社員に仕事をしてもらっているでしょう。
(マニュアルがない場合は至急作らなければなりません。)
しかしそのマニュアルは、誰が見ても分かる内容になっていますか?
どの職場でもありがちなのが、詳しい人が1人でマニュアルを作ることで、詳細な作業が省かれていることがあります。
他にも、具体的ではなく抽象的な表現だったり、感覚的な内容が盛り込まれている場合もあります。
これでは、スキルや知識が不足しがちな派遣社員では、理解できないことがあります。
「なんだよこのマニュアル、分かりにくいな!いいや、てきとうにやっちゃえ!」
このように派遣社員が雑な仕事をしてしまう可能性があります。
以上より、誰でも分かるようにマニュアルは作らなければなりません。
今あるマニュアルを見直し、派遣社員への思いやりを持って作り直してあげましょう。
⑫スケジュール管理をする
派遣社員は、
・人件費が安い
・単純作業が多い
・正社員ではない
という要因から、十分なスケジュール管理がなされていないことが多々あります。
私の職場でも、派遣社員にある程度仕事を任せて、
「ASAP(なるべく早く)ね!」
というあいまいな指示をしてしまっていました。
派遣社員は会社への愛着や貢献意識が低い傾向にあるので、こんなあいまいな指示では、てきとうな仕事しかしてくれません。
しっかりとスケジュール管理を行い、スケジュールで縛って仕事を達成できるようにコントロールしてあげましょう。
「派遣社員だから」
なんていう理由で、てきとうに仕事を与えて後は放置・・・なんていうのは、NGです。
⑬よく褒め、よく感謝する
「いいよな、派遣社員は簡単な仕事ばっかりで。」
こんな考えを持っている人は、派遣社員に嫌われて当然です。
(これ、私の同僚が放った発言です。)
派遣社員も職場の仲間なので、何らかの仕事を達成したら、
「よく褒め、よく感謝する」
ということを忘れてはいけません。
「お、この仕事終わった?ありがとう、助かったよ!」
「え、もうできたの?仕事のスピードあがってきたね!」
このように、何かを成し遂げたら褒めてあげるのは、派遣社員の扱い方の基本の基本です。
(派遣社員というよりも、人を動かす基本です。)
あなたは日頃、派遣社員に感謝していますか?褒めていますか?
ドキッとした人は、要注意です。
これからは、派遣社員を
「あいつは扱いづらい!」
なんて思わず、
「あの人はちゃんと向き合えばきっちりと仕事をこなしてくれる人だ!」
というように捉えましょう。
さあ、派遣社員を「よく褒め、よく感謝する」ように意識してみましょう。
⑭期待していることを伝える
派遣社員に期待を伝えることは重要です。
なぜなら、ピグマリオン効果といって、他者から期待されると
【成果や学習効果が高まる】
という実験結果があるからです。
逆に言うならば、
「お前は本当にダメな奴だな。」
なんて発言をすると、ますますその派遣社員の成果や学習効果、モチベーションは下がっていきます。
期待していることを伝えることで、派遣社員を上手く導いてあげましょう。
⑮スキルマップを導入する
スキルマップとは、チームの業務で必要なスキルや知識、経験を洗い出してリスト化したものです。
もう少し詳しく言うと、各項目毎にメンバー1人ひとりの実力を数字で記入し、見える化した一覧表です。
スキルマップの一例を下記します。
引用元:【スキルマップとは?】スキルマップ導入のメリットや作成方法とコツ
スキルマップの導入によるメリットは非常に大きく、もちろん派遣社員にも良い影響を与えます。
スキルマップについては、下記の記事にて詳細にまとめていますのでぜひ参考にして下さい。
【スキルマップとは?】スキルマップ導入のメリットや作成方法とコツ
⑯面談を行う
まず、上司やリーダーの立場にある人が、派遣社員と個別面談を行う機会は滅多にないでしょう。
しかし、派遣社員は正社員よりも不平不満を溜めやすい傾向にあります。
実は職場のメンバーが抱える不平不満というのは、改善の宝なんです。
不平不満を解消すればするほど、理想の職場に近づいていけるので、むしろ不平不満はチャンスなんです。
しかも不平不満を解消すれば、派遣社員も満足して扱いやすくなります。
まさに一石二鳥ですね。
よって、派遣社員にも個別面談を行い、業務の状況やコミュニケーションで悩んでいることを聞きだし、改善していきましょう。
※面談術については、下記の記事にて詳細にまとめていますので、ぜひ参考にして下さい。
【部下育成のためのリーダーシップの極意】面談術を超具体的に教える
「時間がない!」なんて言わず、派遣社員とも面談をしましょう!もちろん、立ち話程度でも構いませんよ!
態度が悪くて扱いづらい派遣社員の16の対策方法まとめ
それでは最後に、態度が悪くて扱いづらい派遣社員の16の対策方法をまとめておきます。
②歓迎会を行う
③職場環境を改善する
④従業員エンゲージメントを高める
⑤心理的安全性を高める
⑥正社員と派遣社員を区別しない
⑦横柄な言葉遣いをしない・させない
⑧あいさつなどの声掛けでコミュニケーションを充実させる
⑨メールアドレスを与える
⑩派遣をまとめる派遣のリーダーを作る
⑪マニュアルを整備する
⑫スケジュール管理をする
⑬よく褒め、よく感謝する
⑭期待していることを伝える
⑮スキルマップを導入する
⑯面談を行う
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ー以上ー
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