


「仕事で質問ばかりして自分で考えない人がいる。どう対処すればいい?」



「質問ばかりして自分で考えない人を何とかしたい。具体的な方法を教えて欲しい!」
このように、仕事で質問ばかりして自分で考えない人に頭を悩ませる上司やリーダー、同僚の方は多いでしょう。
他力本願で無責任な人って、どこの職場でもいますよね。
はっきり言って、腹が立つ!
という人も大勢いるでしょう。
私も日頃から感じていますので、その気持ちが痛いほどよく分かります。
そこで本記事では、仕事で質問ばかりする人の5つの対処方法について、具体的に解説していきます。



教えて君は意外と多いので、対処方法を知っておくことは大切です!3~4分で読めます!
仕事で質問ばかりする人の5つの対処方法とは?
それでは、仕事で質問ばかりする人の5つの対処方法について解説していきます。
心理的安全性を下げる
「え、心理的安全性を下げるの!?」
成果を挙げる組織やチームの特徴について詳しい人は、このように思うかもしれません。
心理的安全性が高いチームとは、恥ずかしいことでも何でも相談したり、間違いを素直に言えたり、自分の提案を積極的に言えたりできるチーム状態を指します。
基本的には、心理的安全性が高いほど、チームとしての成果は高いと言われています。
しかし、あまりにも心理的安全性が高いと、完全にチームに甘えてしまう人が出てきます。



「このチームはいつでも私を助けてくれる。私が責任を負わなくてもだれかがやってくれる。」
仕事で質問ばかりする人は、このような甘え切った考えを持っています。
そこで、
「まずは自分で調べて自分なりの意見を持つことを意識しよう!」
「失敗してもいいからがんばろう!」
「自分の責任でやり切らないと、成長できないよ。」
このように、自主自立させる言葉をかける必要があります。



自主自立させる言葉を何度もかける!単純ですが重要です!
従業員エンゲージメントを高める
最近では、従業員エンゲージメントという言葉をよく聞くようになりました。
従業員エンゲージメントとは、eNPSとも呼ばれ、職場に対する推奨度になります。
一昔前は従業員満足度という指標が使われていましたが、推奨度の方が実用的だということが判明し、従業員エンゲージメントが使われるようになりました。
さて、この従業員エンゲージメント。
高ければ高いほど成果を出しやすくなり、離職率の低下にもつながります。
質問ばかりして自分で考えない人は、この従業員エンゲージメントが非常に低い可能性があります。
そのため、従業員エンゲージメントを高めてあげることで、仕事へのモチベーションが上がり、自分の責任で仕事に取り組むようになることが期待できます。
従業員エンゲージメントを高める方法を下記します。
①経営理念を自分の言葉で職場に落とし込む
②自分の職場(チーム)のビジョンをみんなと考え共有する
③風通しの良い職場を作る
④目標やあこがれの先輩を一緒に考える
⑤新入社員にはOJTリーダーを担当させる
⑥公平公正な評価を行う
⑦帰属意識を実感させる
⑧一人ひとりが責任感を持てるようにする
⑨仲間意識を持てるようにする
⑩心理的安全性を高める
従業員エンゲージメントを高める方法の詳細については、下記の記事にてまとめていますので、ぜひ参考にして下さい。
【最強リーダー10の秘技】従業員エンゲージメントを高める極意とは?
本記事でも簡単に従業員エンゲージメントを高める方法を紹介しておきます。
①まずはチームの目的やビジョンを共有しましょう。
どういうチームを目指しているのかを明確にし、はっきりと言葉で伝えましょう。
②次に、質問ばかりする人の存在欲求を満たしてあげましょう。



「お、この仕事やってくれたね!○○君がいてくれて助かるよ、ありがとう!さらにステップアップしてくれることを期待しているよ!」
このように、自分への感謝や期待はその人の存在欲求を満たしてくれます。



「自分はこのチームにいていいんだ!」
という感覚が、自己肯定感を高め、従業員エンゲージメントを引き上げてくれます。
③またチームミーティングなどで、今後チームをどう運営していくかという打ち合わせを開き、質問ばかりする人を参加させましょう。
チームへの参画意識を高めることも、従業員エンゲージメントを高めるきっかけとなります。



従業員エンゲージメントを高めることは、職場全体に良い影響があります。ぜひお試しあれ!
コンフォートゾーンの仕事を与えて様子を見る
人に仕事や目標を与える時、仕事の難易度や目標の高さによって3つのエリアに分けられます。
①コンフォートゾーン
ストレス無くこなせる簡単なレベル
②ストレッチゾーン
自分のレベルより少し高くて難しいレベル
③パニックゾーン
明らかにレベルが高すぎて、太刀打ちできないレベル
この中で最も成長できるのが、②ストレッチゾーンです。
しかし、質問ばかりする人は②ストレッチゾーンの仕事を成し遂げることが出来ず、逃げてしまいます。
そこで、一旦①コンフォートゾーンの仕事を与えるようにしましょう。
簡単なレベルで何度も何度も成功を体験させ、自信を付けさせてください。
自信がしっかりと付いてきたと感じたら、②ストレッチゾーンの仕事や目標を与えるようにしましょう。
焦らずに、自信を付けさせてからレベルを高めましょう。



「仕事やれ!」と難しい仕事を押し付けていませんか?まずは自信を付けさせることが先決です!
個人面談をする
なぜ人に質問ばかりして自分で考えないのか?
この原因を追究し、対策を講じるのが最も手っ取り早い方法となります。
しかし、この原因については人によって大きく異なります。
そのため、本人に聞くしかありません。
そこで個人面談を行い、質問ばかりして自分で考えない人の本音を探りましょう。
個人面談の極意については、下記の記事にて詳細にまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
【部下育成のためのリーダーシップの極意】面談術を超具体的に教える



個人面談は、本当に何度も行った方が良いです!時間がないという言い訳は思考停止するので、なるべくしないように!
とにかく褒めて自己肯定感を高める
先ほどの従業員エンゲージメントを高める方法でも少し触れましたが、すぐに質問ばかりして自分で考えない人は自信が足りません。
そのため、自信を付けさせる必要があります。
特に日本人は、世界の中でもトップクラスに自己肯定感が低いという傾向にあるようです。
自信を付けさせるには、とにかく褒めて褒めて自己肯定感を高めてあげる必要があります。



「お、もう仕事終わったの?最近仕事が早くなってきたね。」
「もうだいぶ経験と知識が付いてきたんじゃないの?」
「日々成長を感じるね!さらにもうワンステップ、成長できそうだね!」
このように、隙あらば褒めてあげましょう。
「褒めすぎると調子に乗るのでは?」
と心配する人もいるでしょう。
その人は、褒め方に問題があると言えます。
たとえば、
「残業してまで仕事してえらいね!」
なんて褒めると、残業するほどえらいと勘違いしてしまいます。
他にも
「もう誰よりも仕事ができるね!」
と周りと比較して優れていると褒めると、周りへの態度が横柄になってしまいます。
特に他人との比較や仕事の効率の悪さを褒めるなどはしないことが肝要です。



何でもかんでも褒めるのではないですよ!その点は誤解無きよう!
仕事で質問ばかりする人の5つの対処方法まとめ
それでは最後に、仕事で質問ばかりする人の5つの対処方法についてまとめます。
①心理的安全性を下げる
②従業員エンゲージメントを高める
③コンフォートゾーンの仕事を与えて様子を見る
④個人面談をする
⑤とにかく褒めて自己肯定感を高める



あなたの仕事で質問ばかりする人への悩みが解決することを願っております!さあ、がんばっていきましょう!
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