「最近部下が笑わなくなったんだけど、もしかして精神的に病んでる?」
「部下の様子がおかしい。もしかしてメンタルやられてる?」
「部下のメンタルケアをしたいけど、やり方が分からない。どうすればいい?」
このように、世界中のリーダーや上司は、部下のメンタルケアについて、悩みが尽きないでしょう。
部下がどんな状態になったら精神的に赤信号なのか、またメンタルケアが必要となってもどのようにメンタルケアをすればいいのでしょうか?
そこで本記事では、メンタルケアが必要な部下の見極め方と、メンタルケアの方法について、私なりの見解を述べます。
部下から笑顔が消えたなら、早急に対策が必要です。さあ、しっかりと対策を講じていきましょう。5分ほどお付き合いください!
結論!メンタルケアが必要な部下とは早急に質の高い面談をすべき!
まず結論ですが、メンタルケアが必要な部下とは、早急に質の高い面談をすべきです。
特に最近の新入社員や若手社員は、すでに精神的に病んだ状態で入社してくるケースがあります。
もちろん入社後、
「やりたい仕事がない。」
とか
「上司と折り合いがつかない。」
といった理由で、精神的に参ってしまうケースも多いです。
いずれにしろ、最近の新入社員や若手社員は、メンタルがかなり弱く、すぐにメンタルに異常をきたす可能性があります。
※あくまで傾向があるだけで、みんながみんなメンタルが弱い訳ではありません。
精神的に参ってしまった新入社員や若手社員を助けるには、悩みや不安を解消してあげる必要があります。
その解消の具体的な手段としては、
部下との面談がベスト
です。
下記の記事にて、部下の悩みや不安を解消する面談術を詳細にご説明していますので、ぜひご確認ください。
必ずや、部下の不満や悩みを解消するためのテクニックとして、役に立つでしょう。
忙しくて面談できない?いえいえ、目先の仕事よりも部下のメンタルケアの方が重要ですよ!
メンタルケアが必要な部下の23の見極め方!笑わなくなった理由とは?
それでは次に、メンタルケアが必要な部下の見極め方についてご紹介します。
いずれかの項目に当てはまったら、部下が精神的に参っている可能性が高いでしょう。
①笑顔が減った。もしくは無くなった。
笑顔の量は、部下の精神状態を表すバロメーターとして分かりやすいので、かなりおすすめです。
私は、直接関わりのない隣の課の若手社員についても、笑顔が減ったことで、精神状態が悪いということを判別できたことがあります。
その後すぐに、残念ながら会社を去ってしまいました。
そうならないためにも、部下の笑顔の量はしっかりと観察しておくべきでしょう。
表情は部下の精神状態を最もよく表します!日頃からチェックしておきましょう!
②当日の欠勤が増えた
当日の欠勤が増えた場合、それはかなり危ない精神状態にある可能性が高いです。
単なる体調不良で休む時は、誰にだってあるでしょう。
しかし、当日の欠勤が不定期に続くようであれば、当日の朝に
「会社に行きたくない・・・。」
とメンタル的に動けなくなった結果だと推測できます。
早急に、上記した面談術で手を打つべきでしょう。
③火曜や木曜の休みが増えた
世間一般では、月・水・金曜に休暇を取る人が多い傾向にあります。
もしあなたの部下が、急に火曜や木曜に休み始めたら、要注意です。
火曜や木曜に休暇を取り始めた人は、転職活動をしている可能性があります。
実際私の会社でも、火曜や木曜に休暇を取り始めた人が転職するという事態が発生しています。
まだ間に合うかもしれませんので、部下の不満や悩みを解消できるように、面談を行いましょう。
火曜と木曜の休みの増加は、ガチでマズイ可能性があります!
④無断欠勤した
これはもう完全なる赤信号です。
無断欠勤を放置する上司は少ないでしょうが、もし上司が動かなければリーダーであるあなたがしっかりとメンタルケアに動きましょう。
⑤早退が増える
単発の早退ならまだ様子見でも良いでしょうが、早退が続くようなら、必ず部下と話し合う必要があるでしょう。
親の介護や子供の世話など、やむを得ない理由なら、業務量を調整するなど部下の負担を減らすように動きましょう。
メンタル的な問題であれば、上記した面談術で、必ず部下と向き合って下さい。
⑥残業や休日出勤が増える
特に仕事量が増えている訳ではないのに、残業や休日出勤が増えている場合は、要注意です。
仕事の効率が大幅に落ちている可能性があります。
仕事の効率が落ちているということは、モチベーションが著しく低下していたり、悩み事で仕事が手につかなかったりしていると推測できます。
チームの成果にも関わってくる問題なので、早急に手を打つべきです。
ぜひ面談術をお試しください。
これからの時代は、残業や休日出勤を減らしていく流れになります。なので、時代と逆行しているということですので、要注意ですよ!
⑦遅刻が増える
当日欠勤などと同じく、遅刻の増加にも注意しましょう。
「社会人として基礎ができていないあいつが悪い!」
とすぐに思わないでください。
もしかしたら、仕事が嫌で嫌で、出勤日の朝に身動きが取れなかったということも考えられます。
遅刻が多い部下には、その理由をしっかりと聞いてみましょう。
なお、遅刻を責めないようにしましょう。
⑧簡単なミスが増える
今までしなかったポカミスが増えたと感じたら、注意しましょう。
仕事に集中できていない可能性が高いです。
仕事自体に嫌気が指しているのか、それともプライベートで大きな悩み事ができたのか、何らかの問題が生じていると考えましょう。
ポカミスが増えるのは、本当に要注意!仕事に全く集中できないほどの問題を抱えている可能性があります!
⑨報連相が減る
報連相の頻度が減った時も注意が必要です。
自分の仕事の質に自信がなく、怒られたり呆れられたりすることを恐れている可能性があります。
やらかした仕事を隠され、後で大きなトラブルにならないように、部下と話し合う場を設けましょう。
⑩周囲との会話や交流が減る
メンタルを病むと、明らかに周囲との会話や交流が減る傾向にあります。
「最近話しかけてこなくなったな。」
「声をかけても、話題に乗っかってくることが減ったな。」
このように感じたら、上記の面談術を活用してみてください。
⑪声のトーンが低くなる
声のトーンも一つの指標となります。
不意に話しかけた時に、驚くほど声のトーンが違う場合は、何らかの悩みや不安を抱えている場合があります。
普段から意識さえしておけば、簡単に部下の精神状態を判別できますので、おすすめです。
⑫独り言が増える
ボソボソと独り言のぼやきが増え始めたら、要注意です。
独り言が増えるのは、不満が溜まっていたり、大きなストレスを抱えていることが原因と考えられます。
その原因が仕事なのかプライベートなのかは判別できませんので、部下の面談を行い、原因を突き止めた方が良いでしょう。
特にネガティブな独り言ばかりの場合は、要注意!!
⑬自分を守る言動が増える
例①「これは〇〇さんが言ったからこうしました。」
例②「業務が多過ぎて十分に考える時間がなかったからできませんでした。」
例③「誰も教えてくれないから仕方がなかったんです。」
このように、まず自分の身を守ろうと必死に言い訳をするようになったら気をつけましょう。
怒られることや責められることを異常に怖がっていると推測できます。
瀬戸際まで精神を追い込まれている可能性がありますので、メンタルケアが必要でしょう。
⑭タバコやお酒の摂取量が増えた
タバコ休憩が増えたり、飲み会で泥酔するまでお酒を飲んだりし始めたら、そうとうストレスを溜め込んでいる可能性があります。
このシグナルは、部下を観察していたら判断できるので、おすすめです。
⑮自分を責めることが増える
例①「また自分がミスしました。こんなこともできずに給料もらってすいません。」
例②「自分じゃ解決できません。本当に何やってもダメで申し訳ないです。」
このように、以前はそうでもなかったのに、唐突に自分を責める機会が増え始めたら、要注意です。
完全に自信を無くしている状態なので、メンタルケアが必要でしょう。
自信の喪失は、仕事にも部下の精神状態にも悪影響を及ぼします!部下の承認欲求を満たしてあげましょう!
⑯不機嫌だったりイライラしている時が増えた
頻繁に不機嫌になったり、すぐにイラつくようになったら、部下が精神的に追い込まれている可能性があります。
業務量の見直しや、悩みを解決してあげましょう。
⑰職場をよく離れる
特にパソコン業務が多い部下の場合、頻繁に席を立ってどこかに行っている場合は、要注意です。
モチベーションが下がり、仕事に熱意が全くない状態かもしれません。
どこかでサボっている可能性があります!
⑱眠そうであることが増えた
精神状態が悪く、睡眠障害に襲われている可能性があります。
健康上悪いのはもちろん、仕事の効率も大幅ダウンしていますし、眠気から事故を引き起こす可能性まであります。
「眠いのはなんでなのかな?」
なんて聞きにくい質問ですが、勇気を出して聞くことをおすすめします。
⑲表情が暗くなる。表情の変化が少ない。
精神状態の異常は、表情によく出ます。
そのため、表情が暗くなったり、表情の変化が少なくなったりしたら、メンタルケアが必要と考えます。
声をかけてみましょう。
⑳楽しそうではない。無気力である
以前は楽しそうだったのに、今は全く楽しそうでなかったり、無気力だったり、覇気がなかったりすると、仕事のモチベーションが底を尽きている可能性があります。
相手の本音を聞き出せるよう、色々と話してみましょう。
楽しく仕事をしていた部下が、無気力になるのは、明らかに異常事態です!
㉑身の回りの整理整頓ができない
身の回りの物の散らかり方は、精神状態を表す鏡となることがあります。
特に元々散らかっていなかった人の場合は、なんらかの異常事態と考えても良いでしょう。
㉒離婚した
離婚も、部下が病んでいるか否かを判断する一つの基準となります。
恐ろしい事に、厚生労働省の調査(平成27年度)によると、
日本の年間の離婚件数は22万件にも及ぶそうです。
離婚率にすると、なんと35%です。
それほど離婚というのは、身近な存在となっています。
離婚によって、
・調停
・裁判
・親権
・今後のお金
など、非常に手間のかかるめんどくさい処理案件が山積みとなります。
それこそ、仕事が手につかなくなります。
よって、離婚は部下が病んでいるか否かを判断する一つの基準となります。
部下が離婚した時は、そのまま放置せずに、声をかけるなど気を遣ってあげましょう。
㉓身内の不幸があった
部下の身内の不幸も、病んでいるか否かを判断する基準となります。
部下に近い人が亡くなるほど、部下の精神状態に多大な影響を及ぼすことは、言うまでもないことでしょう。
身内の不幸があった部下は、少なからず精神的なダメージを負っているので、見逃さずにケアしてあげましょう。
あなたのそのちょっとした気遣い一つが、部下を救うことになるかもしれませんよ。
メンタルケアが必要な部下をしっかり見極めましょう。仕事ばかり見て部下を見ず、ではだめです!
メンタルケアが必要な部下の23の見極め方まとめ
それでは、メンタルケアが必要な部下の23の見極め方をまとめておきます。
②当日の欠勤が増えた
③火曜や木曜の休みが増えた
④無断欠勤した
⑤早退が増える
⑥残業や休日出勤が増える
⑦遅刻が増える
⑧簡単なミスが増える
⑨報連相が減る
⑩周囲との会話や交流が減る
⑪声のトーンが低くなる
⑫独り言が増える
⑬自分を守る言動が増える
⑭タバコやお酒の摂取量が増えた
⑮自分を責めることが増える
⑯不機嫌だったりイライラしている時が増えた
⑰職場をよく離れる
⑱眠そうであることが増えた
⑲表情が暗くなる。表情の変化が少ない。
⑳楽しそうではない。無気力である
㉑身の回りの整理整頓ができない
㉒離婚した
㉓身内の不幸があった
部下のメンタルケアはリーダーや上司の重要な仕事
リーダーや上司は、部下の業務だけを見ればいいわけではありません。
部下のメンタルケアもリーダーや上司の重要な仕事になります。
部下から笑顔が消えたなら、笑顔を取り戻す対策が早急に必要です。
令和時代のリーダーや上司は、部下の変化に敏感に気付き、対応しなければなりません。
煩わしいと思うかもしれませんが、これからのリーダーに必須の能力ですので、ぜひ部下の一挙手一投足に注目する能力を養いましょう。
あなたが部下を上手くメンタルケアできることを願っております!さあ、笑顔がなくなった部下の笑顔を取り戻しましょう!
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ー以上ー
「あなたのビジネス力の向上、全力で支援します!」をモットーにした、自動車業界の大手メーカーの会社員です。
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