「部下のモチベーションが低くて困っている。」
「どうすれば部下のモチベーションを高められる?」
「部下のやる気を引き出して、成果の出せるチームを作りたい!」
このように、部下のモチベーションを高めたいという欲求を持っているリーダーは多いでしょう。
「最近の若手社員はやる気がない!」
こう感じているリーダーも多いでしょう。
そこで本記事では、部下のモチベーションを上げる超具体的な方法について、解説していきます。
部下のモチベーションに火をつけるノウハウが凝縮されていますので、ぜひ参考にしてください。
3~5分あれば読めます!もう大丈夫!一緒に学んでいきましょう!
部下のモチベーションを上げる前に知っておくべきこと
超具体的な部下のモチベーションの上げ方について知る前に、知っておくべきこと。
それは、
「あなたが直接的に部下のモチベーションを上げることはできない」
ということです。
西洋のことわざで
「喉の乾いていない馬にむりやり水を飲ませることはできない」
という言葉があります。
あなたは、馬を水辺に連れていくことはできます。
しかし水を飲むか否かは馬が決めますので、いくらあなたががんばって馬に水を飲ませようとしてもムダです。
「さあ水を飲め!」
といっても、馬は水を飲まないでしょう。
これをビジネスシーンに置き換えると、
「さあ仕事のやる気を出せ!モチベーションを上げろ!」
と部下に行っても、部下がやる気になるわけがありません。
あなたができるのは、馬を水辺に連れていくことと、そして馬の喉を乾かせることです。
これをまたビジネスに言い換えると、
あなたができるのは、部下を正しき仕事の場に導くことと、そして部下が「モチベーションを上げて仕事したい!」と思うような環境を作ってあげることです。
よって、部下のモチベーションの上げ方とは、
部下のモチベーションを上げるというよりも、「部下自身がモチベーションを上げたい」と思うような環境を作ることです。
⇧大切なので、ぜひ覚えておいてくださいね!
超具体的な部下のモチベーションの上げ方!6つの極意
先ほどお伝えした通り、リーダーであるあなたが、直接的に部下のモチベーションを引き上げることはできません。
あなたができるのは、部下が自主的にモチベーションを上げたいと思うような環境作りです。
その方法について、超具体的にお教えします。
極意①毎月1回、大きな成果を出したグループを表彰する
褒められることは、人間のモチベーションに火をつけます。
しかし、ただ褒められるだけでは、劇的に部下のモチベーションを燃え滾らせることはできません。
じゃあどうすればいいのか?
それは、みんなの前で褒めることです。
たとえば、毎月1回、大きな成果を出したグループを表彰してみましょう。
みんなの前で褒められることで、そのグループのモチベーションは劇的に向上します。
あなたも、小さい頃に何らかの表彰状を渡されたりテストの成績が良かったことで、みんなの前で褒められたとき、めちゃくちゃ嬉しかったという経験がありませんか?
子供の頃は褒められる機会が多くありますが、大人になってから褒められる機会は激減したという人がほとんどでしょう。
大人だって、褒められると嬉しいものです。
承認欲求が満たされますからね。
さらに、みんなの前で褒めるということは、褒められたメンバーだけでなく、褒められているのを見ている人たちのやる気にも火をつけます。
「次は俺たちが成果を出して表彰される番だ!」
というように、見ている人たちの心にも火をつけます。
これからはお金だけじゃなく、精神的な報酬が重要視されます。なので、ぜひこの方法を試してみて下さい。
極意②若手の活躍を朝礼で報告する
若手の成果に危機感を覚える中堅以上の社員は多いです。
なので、これを使わない手はありません。
若手が成果を上げる度に、大々的に若手の活躍を朝礼やメールなどで、全体に告知しましょう。
若手は、
「俺ってけっこう活躍してるよな!」
と実感することができます。
一方他のメンバーたちは、
「あいつ、もうこんなに活躍しているのか!うかうかしていると俺たちもやばいぞ!」
と危機感をあおることが出来ます。
若手の活躍は、積極的にみんなに展開するようにしましょう。
せっかく成果を上げたのに、誰にも知られなかったり感謝されなかったら、モチベーションは下がるばかりですしね。
極意③日々の業務を一人ひとり振り返らせ、共有する
日々淡々と業務をこなしているだけでは、モチベーションは下がるばかりです。
そこで、日々の業務を定期的に一人ひとりに振り返らせるようにしましょう。
・なぜ上手くいったのか?
・なぜ失敗してしまったのか?
・もっと効率的なやり方はなかったのか?
・この仕事って、なんのためにやっているのか?
色々な切り口から、一人ひとりに、自分の業務について振り返らせましょう。
そして、グループ毎に発表し合い、共有するようにしましょう。
人の業務の成功事例や失敗事例からは、たくさんの気付きを得ることが出来ます。
また、自分や他者の業務の振り返りについて考えることで、仕事に対する姿勢が大きく変わるきっかけが得られることがあります。
人の仕事から刺激を受けることで、モチベーションは向上します。
日々の振り返りは、モチベーションだけじゃなく仕事の質も高めてくれます!一石二鳥なので、ぜひお試しあれ!
極意④一つひとつの仕事の意義を伝える
昭和生まれの人たちは、与えられた仕事をこなすことで達成感が満たされます。
しかし令和時代の若手社員は、仕事に意義がないとモチベーションが上がりません。
仕事をこなして出世することよりも、仕事自体の意義を追い求めることに価値を見出す傾向にあります。
※詳細については、下記の記事を参考にしてください。
【部下のやる気がないと悩む上司必見】令和時代のモチベーションを教えます
令和時代のリーダーの最重要課題!若手社員の10の特徴を知ること!
よって、一つひとつの仕事について、きちんと意義を伝えてあげましょう。
「○○という仕事を任せてもいい?この仕事は、うちのお得意さんの○○会社からの強い要求があって、わが社の命運を握るプロジェクトと言っても差し支えない。すごくやりがいのある仕事だと思うけど、どうかな?」
このように、仕事の意義についてしっかりと伝えることで、部下の目の輝きは変わってくるでしょう。
あなたは、
「この仕事やっといて!」
と、部下に仕事を丸投げするだけになっていませんか?
これじゃあ部下もモチベーションは上がらないでしょう。
きちんと仕事の意義を伝えるのも、リーダーの役目です。
極意⑤仕事を完了する度に感謝を伝える
「仕事終わった?じゃあ次にこの仕事やっといて!」
あなたは、このように部下の仕事に対して無関心な態度を取っていませんか?
このようなリーダーは、私の会社でも恐ろしいほど多いんですよね。
一方、私の参考例ですが、
例①「仕事終わった?ありがとう!仕事のスピードが上がってきたね!」
例②「仕事終わった?いつもサンキュー!前よりもクオリティーが高まってるね!」
このように、メンバーが仕事を終える度に、感謝と一言の感想を伝えるようにしています。
どっちが部下のモチベーションが高まるかは、一目瞭然でしょう。
感謝と一言の感想を伝えることって、簡単そうに思えて意外と難しいんですよね。
リーダーは日々忙しいので、ついつい感謝の気持ちを忘れてしまうんですよね。
しかし、感謝の気持ちを忘れるようでは、二流のリーダーだと私は思います。
自然に感謝できるようになれば、感謝の気持ちを忘れることなどありません。
自然に感謝できることが、一流のリーダーの条件と言えるでしょう。
感謝の気持ちを忘れないこと。
そして感謝の気持ちを部下にちゃんと伝えること。
これを徹底できれば、部下はモチベーションを高い状態でキープできるでしょう。
部下が仕事をこなしてくれるって当たり前のように感じちゃって、感謝し忘れてしまう人が多いので、要注意です!
極意⑥やらされ仕事ばかりでなく、やりたい仕事を引き出して任せる
以前、令和時代のリーダーがモチベーションを保つためには、want思考が大切だとお伝えしました。
※詳細は下記の記事を参照してください。
リーダーのモチベーション維持はwant思考!令和では決断力より大切
このことは、リーダーだけでなく、部下にも当然当てはまります。
やらされ仕事とやりたい仕事では、やりたい仕事の方が2.6倍も達成度が高いという結果があります。(参考文献:リーダーならもっと数字で考えなきゃ!)
ダメな例「これやっといて!あれもやっといて!」
これでは、部下のモチベーションは低空飛行でしょう。
良い例「どういう仕事がやりたい?部署の方針と合うのであれば、君がやりたい仕事を進めてもらうのもいいなって思うんだけど。」
このように、部下のやりたい仕事を引き出すのもリーダーの役目です。
やらされ仕事ばかりでなく、やりたい仕事を引き出して任せることで、部下はモチベーションを高いレベルで維持できるでしょう。
当然、部下がやりたい仕事ばっかりはさせてあげられませんけどね。出来る範囲でやらせてあげよう!ということです!
部下がモチベーションを保てる環境を作ろう
本記事でご紹介した方法を活用することで、部下がモチベーションを高いレベルで維持しやすくなります。
とにかく、部下の存在がチームに必要不可欠であることを伝えましょう。
部下の仕事が、世のため人のためになっていることを伝えましょう。
部下のアウトプットによって、幸せになっている人がいることを伝えましょう。
令和時代の部下のモチベーションを保つには、部下がモチベーションを保てる環境を作ることが大切です。
「過去と他人を変えることはできない。変えられるのは未来と自分だけ」
という言葉があります。
つまり、部下のモチベーションを上げることができるのは、部下自身だけです。
リーダーであるあなたができることは、部下がモチベーションを上げられる環境を作ってあげることだけです。
リーダーであるあなたが、部下がモチベーションを高められる環境を作れることを、願っております!さあ、がんばっていきましょう!
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ー以上ー
「あなたのビジネス力の向上、全力で支援します!」をモットーにした、自動車業界の大手メーカーの会社員です。
超人的な成功者のリーダー論ではなく、普通の職場・現場に近くて実用的なリーダーシップ・ビジネススキルの持論を展開します。
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