・ムカつく人への対処法(上司⇔部下や、夫⇔妻など)
・怒りが爆発しない思考方法(アンガーマネジメント)
「俺の部下、ミスが多過ぎてイライラしてつい言い過ぎちゃう!」
「なんかあの上司が苦手で、つい下の立場なのにキツイ口調になっちゃうんだよね。」
「のろのろ仕事してる人見ると、叱り口調で話しちゃうんだよな。」
このように、人間誰しもイライラが爆発しそうになる時はあるでしょう。
しかしこの時、怒りに任せて相手にケンカ腰で接してしまうと、間違いなくあなたの人間関係は崩壊していきます。
そこで本記事では、あなたの怒りがこれからは爆発しないように、ムカつく上司や部下への対処法をまとめました。
本記事の対処法は、夫婦や友達関係など、人とのコミュニケーションの中で幅広く応用していけますので、ぜひご活用ください。
怒りに上手く対処できる能力は、多くの人を従える上司やリーダーはもちろん、全人類に必要な能力です。
さあ、怒りをコントロールできる未来の自分にワクワクしながら読み進めて下さい!
怒りやムカつく感情への捉え方を変えよう!無理に我慢する必要はない!
まずは、多くの方が勘違いしているであろう誤解を解いておきます。
怒りは、上手くコントロールするものであって、怒りを無理矢理抑え込む必要はないということです。
怒りを無理に抑え込もうとすると、ストレスが溜まって心身の健康が害されてしまいます。
まずは、
「イライラしちゃう自分の性格が悪い!」
と責め立てずに、怒りの感情を受け止めましょう。
怒る時は怒ればいいです。
私も怒りますしね。
大切なのは、然るべき時に叱ることです!(ちょっと上手くない?)
そして叱る必要がない時は叱らないこと。
怒ったっていいじゃないか
にんげんだもの
かつひろ
はい。。。
以上の通り、まずは怒りやムカつく感情への捉え方を変えましょう!
無理に我慢する必要はなく、怒る時は怒っても良いということは覚えておいてください。
しかし当然、怒らなくて済むのであれば、そうしたいですよね?
大丈夫、怒りが爆発しなくて済むための対処法を、次に話していきます。
怒りが爆発せずに解決!ムカつく上司や部下への10の対処法とは?
それでは、ムカつく上司や部下への対処法について解説していきます。
①コーピングマントラを活用する
自分なりのコーピングマントラを活用しましょう。
コーピングとマントラにはそれぞれ意味があり、
・コーピング:困難なことにうまく対処する、処理する
・マントラ:呪文、繰り返し言う言葉
という意味です。
つまりコーピングマントラとは、ある言葉を決めておき、困難なことにうまく対処するために繰り返しその言葉を唱えることです。
具体的な例を挙げると、
・怒らない。怒らない。・・・。
・私なら大丈夫。私なら大丈夫。・・・。
・気にすると負けだ。気にすると負けだ。・・・。
・ガッキー可愛い。ガッキー可愛い。・・・。
このように、自分の気持ちを和らげてくれる言葉なら、何でもコーピングマントラに適用して構いません。
※個人的にはガッキー可愛いが超絶おすすめ!
自分の気持ちが和らぐ言葉を自分の脳にしっかりセットしておき、腹が立つことがあったらすぐに唱えられるようにしておきましょう。
※実際に声に出してぶつぶつ言うと危険視されるので気を付けましょうね。
②怒りのピークである6秒間を耐える
人間の怒りのピークは、MAXでも6秒間と言われています。
よって、6秒間さえ凌げば、怒鳴り散らすように怒りを爆発させなくて済みます。
具体的な方法としては、怒りが爆発しそうになった時には、そのまま数字をカウントダウンすればいいです。
部下「このミスは仕方がなかったんですよ!悪いのは管理できなかったあんたでしょ!!」
上司「(イラッ!!いかんいかん。6、5、4、3、2、1、0)・・・いや、ごめん!確かに俺が管理できなかったところもあったね。」
たったこれだけでも、非常に冷静に判断が出来るようになるので、かなり効果的です。
イラッとしたらカウントダウンを始めるとよいことを覚えておきましょう。
もちろん、自分に合った他の方法を編み出してもオッケーです。
たとえば、
・イラっとしたら深呼吸する
・身体を伸ばす
など、自分が上手く6秒間を凌げるアイデアをぜひ試してみて下さいね。
ちなみにこの話を私の嫁にしたら、
嫁「私なら円周率を考えるかな。3.141592653589・・・」
私「あー、気持ち悪い!」
私の嫁、謎に円周率をめちゃくちゃ覚えてるのが気持ち悪いんですよね・・・。
はい、余談でしたが、ぜひあなたなりの方法を見つけて下さいね。
③怒りを悔しさに変えてバネにする
怒りには、悪い怒りと良い怒りの2種類があります。
・悪い怒り:恨みつらみに変える。
・良い怒り:成功へのバネとする。
怒りを悪いものとするのか良いものとするかは、怒った後のあなたの思考によって決まります。
具体例を示しておきます。
部長「君にはまだマネジメントは早かったかな?こんなにチームが機能しないとはね。失望したよ。」
↓
ダメリーダー「あのクソ部長、なんも見えてねえな!あーあ、早く部長変わらないかな。」
良いリーダー「クソ、見てろよ!上手くチームをまとめあげてやるからな!」
※言葉遣いが悪く申し訳ありません。
同じクソという言葉を使っていますが、そのクソの向かう先が異なることがわかると思います。
このように、怒りを相手への恨みつらみに変えるのではなく、悔しさに変えて成功へのバネとすることが重要です。
時にネガティブな感情は、成功への飛躍のトリガーとなりますので、
「ネガティブな感情を上手く活かしてやるぜ!」
と捉えることが大切です。
無理にネガティブな感情を抑え込もうとしなくて良いのです。
以上より、怒りを悔しさに変えてバネにすることをおすすめします。
④怒りには必ず原因がある。原因を突き止めて改善する。
さて、上記①~③は、怒りが爆発しそうになった時の対処法ですが、決して根本解決ではありません。
そこで今回は、怒りが爆発しないようにする根本解決の方法をご紹介します。
そう、よくよく考えれば至極当然なんですが、怒りには必ず原因があります。
よくあるのは、
・忙しい時や集中している時に話しかけられた。
・追い詰められている時に、暇そうな他人から楽しそうに話しかけられた。
・自分は一生懸命働いているのに、いつまでも雑談してる人がいる。
・家事をしているのに、パートナーはゴロゴロしている(夫婦の場合)
このような原因があって、怒りが生まれます。
よって、怒りには必ず原因があり、その原因について考えて解消することこそが、怒りの根本的な解決ですよね(これも当然)。
怒りの原因を探るためのおすすめの切り口は5W1Hです。
5W1Hとは、
・Who(だれが)
・When(いつ)
・Where(どこで)
・What(なにを)
・Why(なぜ)
・How(どのように)
のことを指します。
たとえば、一部例を挙げると、
「なんで俺は今怒ったんだろう?」⇒破ってはいけないルールを破った人がいるからだ。
「いつ私は怒りやすくなるんだろう?」⇒寝不足の日だ。
「誰に対して怒りやすいんだろう?」⇒休憩時間を守らずに雑談する人だ。
このように、自分がイライラした時のことを振り返り、自分が怒ってしまう原因をしっかりと探りましょう。
結局は仕事もアンガーマネジメント(怒りのコントロール)も、その本質は同じなんですね。
原因究明して改善する。
これの繰り返しです。
⑤怒りの境界線を明確にし、共有する!
④であなたの怒りの原因をしっかり把握出来たら、あなたがどういう時に怒るのかという情報を周りに明確に伝えていきましょう。
たとえば、あなたが上司として、
あなた「私は納期遅れは原則認めません。だから未完成でもいいから、とにかく確実に納期内に報告して欲しい!」
と部下に明確に伝えればどうでしょうか?
部下には、
・納期を1秒でも越えてしまったら怒られる
・未完成で上司に提出しても怒られない
という情報がインプットされ、部下はあなたの怒りを買わないように行動するようになります。
するとどうでしょうか。
当然ながら、怒られたい部下はいません(ドMの部下以外ね)ので、あなたが怒らないように部下は行動します。
よって、あなたが怒る機会は減るようになります。
一方で、相手の怒りの境界線を明確にし、共有することも重要です。
そうすることで、相手に怒られる機会も減ります。
今回は上司と部下の例を挙げましたが、この方法は夫婦間でも使えます。
むしろずっと寄り添っていく夫婦間で行う方が効果テキメンなので、仕事でもプライベートでも活用して下さいね。
私も嫁とのケンカが減りました(残念ながらゼロじゃありませんけどね!)。
これ、本当にやるべきですよ!
なお、ポイントを書くとしたら、
・怒りの境界線を文書で残すこと
・怒った時の出来事を記録しておく
・気分でルールを変えない
の3点ですね。
特に「怒りの境界線を文書で残すこと」と「怒った時の出来事を記録しておくこと」は重要ですね。
なぜなら、下記の通り人間はすぐに忘れてしまう生き物だからです。
エビングハウスの忘却曲線というものがあり、人間は下記の通り忘れていきます。
・20分後:42%を忘却(58%を保持)
・1時間後:56%を忘却(44%を保持)
・1日後 :74%を忘却(26%を保持)
・1週間後:77%を忘却(23%を保持)
・30日後 :79%を忘却(21%を保持)
人間は20分後にはおよそ半分の記憶を無くしてしまいます。
(人間の脳に入ってくる情報量が多すぎるというのもありますが。)
せっかく決めごとをしたのにお互いに忘れてしまっては、元の木阿弥です。
よって、怒りの境界線を共有したことについては、文書化しておきましょう。
決めごとは必ず文書化すること!人間はすぐ忘れちゃいますからね。
⑥怒らない領域を広げる
⑤では、怒らない境界線を明確にして共有することをお伝えしました。
しかし、人によってはこの境界線がきつすぎる場合があります。
つまり、
「え、お前これはさすがに怒りっぽすぎへん?」
と思われるということですね。
そこで、あなたの怒りの境界線を広げる努力をしましょう。
⑤と同じ例でいえば、
あなた「私は納期遅れは原則認めません。だから未完成でもいいから、とにかく確実に納期内に報告して欲しい!ただし、緊急案件が入る場合もあるから、例外で3時間までは待ちます!」
※赤字が、怒りの境界線を広げた箇所。
このように、相手に配慮して、自分が怒らないと決める領域を広げる努力もしましょう。
自分の器を大きいものにして下さい。
⑦心理的安全性を高める
怒りという感情は、非常に連鎖しやすいです。
職場の中で誰かが怒ると、いや~な雰囲気が漂いますよね。
そして普段なら怒らないような人までイライラし始めてしまいます。
あなたもきっと似たような経験があるかと思います。
よって、自分が怒らないようにするためには、周りの人も怒らないような雰囲気を作る必要があります。
誰かの怒りのハリケーンに巻き込まれないように、対策を取りましょう。
そこで、誰も怒らないような空間(職場)を作る方法としては、職場にいるメンバーの心理的安全性を高めることが重要です。
では、その心理的安全性を高めるには、具体的にどうすればいいのでしょうか?
ボリュームが大きいので、詳細は下記記事で!
誰もが取り入れやすいように具体的な方法をまとめていますので、ぜひ参考にして下さい。
※上司やリーダー向きの内容ですが、部下の立場でも今の機会に勉強しておいた方が良いと思います。
⑧コミュニケーションを諦めない!
もしかしたらこれが一番重要かもしれませんね。
「ああ、もういいや!俺が我慢すればいいんだろ!?」
「何でわかってくれないの!?もうあなたとは話さない!」
このように、怒りに任せて相手とのコミュニケーションを放棄した経験はないでしょうか?
ドキッとした人は要注意ですね。
ちなみに私も一昔前はよくありましたね。熱い男(?)だったので。
コミュニケーションを放棄してしまうと、後は地獄ですね。
カップルのように別れたら済む話なら構わないでしょう。
しかし仕事ではそうはいきません(異動願い出したらいいじゃんなんて言わないの)。
相手とのコミュニケーションを放棄しても仕事では付き合っていく必要がありますので、連携が上手く取れなくなります。
それに、「コミュニケーション諦めグセ」が付いてしまうのが最も怖いです。
よって、もし相手が不誠実な場合などは怒る気持ちも分かりますが、粘り強くコミュニケーションを取るようにしましょう。
上記したコミュニケーション放棄によるデメリットを頭の片隅に置いておき、
「ここで諦めたらデメリットだらけだぞ!」
と自分を奮い立たせ、粘り強くコミュニケーションを続けて下さい。
そして本記事の内容を活用し、上手く怒りの感情をコントロールしていって下さい。
⑨日頃から笑顔を作る習慣を作る
自分の幸福度を高めるための秘策、それが日頃から笑顔を作る習慣を作ることです。
「笑顔は良い事だ!」
なんて痛いほど知っていても、自分の笑顔に関心がある人なんて、実はごく一握りですよね。
ぜひ、ニンマリ笑って生きることを習慣にして下さい。
「私達は幸せだから笑うのではない。笑うから幸せなのだ。」
アメリカの心理学者:ウィリアム・ジェームス
⇧今から100年も前の方が残した名言が現代でも語り継がれているのは、この言葉が真理だからでしょう。
日頃から笑って幸せになっておけば、怒りの沸点は上がっていくものです。
すぐに怒らなくて済むように、笑顔を習慣付けましょう。
毎朝洗面台でニッコリ微笑むのを習慣にすれば、本当に人生変わっていきます。
さあ、すぐに習慣化し、実践してみましょう!
※洗面台で一人で笑う時は、人の目には気を付けてね!引かれるから。
⑩メタ思考で考える
メタ思考とは、物事を一つ上の視点から考えることです。
ビジネス書やセミナーなどでよく使われる表現としては、
「幽体離脱して自分自身を上から見る」
と教えられますね。
第三者の目線で考えるという事は、実際には難しいことです。
しかし、怒りに関していえば、実践はそこまで難しくありません。
「うわ、俺ってこんなことで怒るのかよ。小ちぇえなー。」
こんな目線を持つように意識しておけば、冷静になれるというものです。
※バカっぽいと侮ることなかれ。十分効果あります。
以上より、メタ思考で考えることも効果的な方法となります。
怒りが爆発せずに解決!ムカつく上司や部下への10の対処法まとめ
それでは最後に、ムカつく上司や部下への10の対処法をまとめておきます。
②怒りのピークである6秒間を耐える
③怒りを悔しさに変えてバネにする
④怒りには必ず原因がある。原因を突き止めて改善する。
⑤怒りの境界線を明確にし、共有する!
⑥怒らない領域を広げる
⑦心理的安全性を高める
⑧コミュニケーションを諦めない!
⑨日頃から笑顔を作る習慣を作る
⑩メタ思考で考える
この10の対処法を身に付ければ、あなたも怒りが爆発しなくなります。ぜひご活用下さい!
※本記事をブックマークし、ぜひ定期的に振り返って下さい。何度も読み返すことで必ずあなたの仕事力向上の手助けになれると確信しています。ブックマークをおすすめします。
※本記事が少しでもあなたのお役に立てたなら、下記のシェアボタンで、ぜひ本記事をみんなにもシェアしてあげてください。
ー以上ー
「あなたのビジネス力の向上、全力で支援します!」をモットーにした、自動車業界の大手メーカーの会社員です。
超人的な成功者のリーダー論ではなく、普通の職場・現場に近くて実用的なリーダーシップ・ビジネススキルの持論を展開します。
激変の時代でも活躍できるよう、あなたをブログで全力支援します。
私のプロフィール詳細はこちら!まずは私を知って下さい!
Twitter:@katsuhiroleader ←有益情報を届けますので【フォロー】頂けると嬉しいです。
コメント