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超役立つ部下の仕事の教え方の極意「修蔵息遊」!部下を育てるリーダー技

「修蔵息遊」で部下を育てる

 

「部下の仕事を教える具体的な方法を知りたい!」

 

 

 

「自立した部下を育てたい!」

 

 

 

「リーダーとして、指導育成能力を向上させたい!」

 

 

このように、部下の教え方について悩む方は多いでしょう。

私もリーダーとして、部下の指導育成に頭を悩ませていたので、その気持ちがよく分かります。

 

そこで本記事では、超役立つ部下の仕事の教え方の極意をお教えします。

 

この極意は、「修蔵息遊」から学んだことをベースとしています。実用的な教え方なので、ぜひワクワクしながら読み進めてください!

 

 

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蔵修息遊とは?

蔵修息遊とは、中国の古典『礼記(らいき)』に記載されている、学問や物事を学ぶ段階を表しています。

まずは蔵修息遊の意味について、簡単に知っておきましょう。

リーダーとして、部下の育成をするための基礎知識として、知っておくことをおすすめします。

 

 

蔵(ぞう)

蔵(ぞう)とは、取捨選択することなく、手本をそのまま模倣して学ぶことを指します。

特に、新入社員や部署異動してきたばかりの部下は、この段階から始めるべきでしょう。

知識や経験が少なく、まさにまだ右も左も分からない状態の部下の育成は、この蔵の段階です。

 

 

修(しゅう)

蔵の段階を抜けた部下の段階です。

蔵はあくまで知識や経験を蓄えるのみです。

憶えようと必死になる時期が蔵なのに対し、蔵を自分の血肉にするために繰り返し実践する段階が、修(しゅう)と言えます。

 

 

息(そく)

修の段階で、繰り返し自分の身体に刷り込んだ知識や経験を、自由自在に使いこなす段階が、息です。

ここまでくると、今までの知識や経験を自由自在に使いこなせるようになっています。

自分なりの応用を利かせながら仕事を進めることが出来ますので、かなり頼もしい部下に育っていることでしょう。

 

 

遊(ゆう)

蔵修息遊の最後の段階は、遊ですね。

ちなみに正しい漢字は「游」です。

息では、今までの知識や経験を自由自在に使いこなし、自主自立した部下の状態を表しています。

 

さらに上の段階に進むと、卓越した知識や経験を活かし、まるで遊びのような新しいチャレンジを試します。

この段階が、遊です

細かく指示することなく、自由に仕事を任せることで、思わぬ成果を出したり、革新的なアイデアを持ってくることができます。

 

以上が「修蔵息遊」の基本的知識になります!次はいよいよ、教えるテクニックを具体的に解説していきます!

 

 

 

リーダーの部下への教え方の極意をステップ毎に詳細に教えます。

それでは、蔵修息遊から導き出した部下への教え方の極意を、ステップ毎に詳細に解説していきます。

リーダーとして部下を持つ方は、ぜひ習得しておきましょう。

 

 

Step1「やり方分かる?」と質問する

部下に仕事を任せた時に、まず確認するべきなのは、やり方が分かるかどうかです。

やり方が分からないのに仕事を丸投げしてしまうのは、リーダーとしてやってはいけないことです。

 

また逆に、すでにやり方が知っているのに

 

 

上司「この仕事はまずこうやってね、、、」

 

 

部下「(いやもうやり方知ってるんですけど、、、)なるほど、ありがとうございます。」

 

とありがた迷惑となってしまいます。

教える側も教えられる側も時間のムダになってしまいますので、二重で教えることは、避けたいですね。

 

よって、まずは部下に「この仕事のやり方分かる?」と質問してあげましょう。

 

すでに分かるのであれば、任せて様子を見ましょう。

 

初めてやる仕事で分からない場合は、次のStep2で、まずはお手本を見せてあげましょう。

 

 

Step2「まずは見て覚えてね」とリーダーが手本としてやってみせる

部下に仕事を教える時は、口頭だけでは不十分です。

また「マニュアル読んでね」も不親切です。

 

結局、部下から

 

「あの、マニュアル読んでもいまいち分からないところがあるんですが、、、。」

 

と言われる可能性があるからです。

※読むだけで全てわかるマニュアルはなかなかありません。あるならマニュアルを読ませれば十分です。

 

むしろ、分からないままてきとうに仕事を進めてしまい、後で大事になるぐらいなら、やはり最初にきっちりと教えておくのがベストです。

 

そこで、きっちり仕事を教えるためには、

 

「まずは見て覚えてね」

 

リーダーがお手本としてその仕事をやってみせましょう。

 

有名な山本五十六の名言にもある「やってみせ」と同じですね。

 

結局は、お手本をちゃんと見せるのが、最も分かりやすくて覚えやすいです。

 

 

Step3「それじゃ、一人でやってみようか」と部下だけでやってもらう

リーダーがお手本を見せた後、

 

「それじゃ、後は頼むね」

 

と任せてはいけません。

お手本を見せただけでは、部下は本当の理解はできていません。

 

例えば、自転車の乗り方を見せて、

 

「じゃあ一人で自転車乗って目的地まで行ってらっしゃい」

 

と言っても、おそらく目的地まで辿り着ける子供はいないでしょう。

 

実際に自転車に乗ってみて、分からないところを親が教えてあげないと、子供は決して自転車に乗ることはできません。

 

部下を子ども扱いしている訳では無く、人間が物を覚えるには、自分がやってみないと分からないところが見えてこないということです。

 

よって、リーダーがお手本を見せたら、今度は

 

「それじゃ、一人でやってみようか」

 

と、部下に一度その仕事を目の前でやってもらいましょう。

 

この時の注意点としては、途中で口を出してはいけないということです。

 

「ああ、間違ってるよ!ここはこう!」

 

間違える度に指導してしまうと、部下は覚えられません。

まずは部下がやってる姿を見守り、悩ませながらやり切らせることが大切です。

 

悩んでも進まなくなってしまった時に、初めてやり方を再度教えれば良いでしょう。

 

人が物事を覚えるには、実際にやってみて、悩みながら試行錯誤するのが、最も効率的なんです。温かく見守ってあげましょう!

 

Step4「もう不安な点はない?」と最後に念押しする

部下から

 

「仕事終えました!」

 

と報告を受けたら、最後の確認を行いましょう。

 

 

「これから一人でやってもらうけど、もう不安な点はない?」

 

と部下に確認してみましょう。

 

ちゃんと出来ているように見えて、

 

「実はここがあまり理解できていなかったんですけど、、、」

 

と部下が不安に思っている箇所があることが多いです。

 

 

「ああ、ここはね、こうやるんだよ。」

 

と質問を受けたところを丁寧に教えてあげましょう。

 

疑問点をしっかり絞り出してあげましょう!あいまいな理解はさせない事が大事です!

 

 

Step5「じゃあ残りは頼むね」と後を一人でやり切るように頼む

お手本を見せ、一人でやらせてみせ、そして部下の不安点を解消し切ったら、ようやく部下に任せることが出来ます。

 

 

「じゃあ残りは頼むね」

 

とお願いし、残りの仕事を一人でやり切るように頼みましょう。

 

 

Step6「出来ました」と報告してきたら、細部までチェックする

部下が

 

「出来ました!」

 

と報告して来たら、必ず細部までチェックしましょう。

 

お手本を見せ、実際に一度やらせてみせ、不安な点まで確認したものの、やはり初めての仕事には思わぬミスが潜んでいる可能性があります。

なので、細部のチェックは必要です。

 

少しでも出来ていない点があれば、指摘してあげましょう。

何事も始めが肝心です。

 

 

「まあ初めてならこれぐらい出来たらオッケーかな、、、。」

 

と甘やかしてはいけません。

至らない点は、初めのうちにきちんと指摘し、修正しておきましょう。

 

何事も最初が肝心です!きっちり教えましょう!

 

 

Step7「これからもこの仕事がきたら頼むね」と仕事を一任し、繰り返し実施してもらう

ここまでくれば、その担当に関しては、適切な仕事の進め方を覚えたとみなして良いでしょう。

後は、繰り返しその仕事をしてもらい、その理解と経験を深めてもらいましょう。

 

「蔵修息遊」で言うところの「修」ですね。

 

 

「これからもこの仕事がきたら頼むね」

 

と仕事を一任し、何度も何度も繰り返し仕事をこなしてもらうことで、その仕事が部下の血肉となっていきます。

 

 

Step8「あの仕事はもう困ることなく進められている?」と数か月後に確認してみる

数カ月も経てば、もう教えた仕事を一人前にこなしていることでしょう。

 

しかし、そのまま放置していると、間違った理解をしていた場合に、隠れたミスが発生している可能性があります。

 

そこで、何度も仕事をこなしてもらった後に、改めて

 

 

「あの仕事はもう困ることなく進められている?」

 

と聞いてみましょう。

 

 

「実は、ちょっと気になることがあって、、、。」

 

と、部下は悩みを抱えている可能性があります。

その不安点を、改めて潰しておきましょう。

 

この確認で問題無ければ、「蔵修息遊」で言うところの「修」は完了となります。

 

Step9「信頼しているから、基本的に任せるね」と、ある程度の自由な権利を持たせる

ここまでくれば、「蔵修息遊」で言うところの「息」の段階に入っていますので、リーダーも安心して部下に任せることが出来ます。

 

このレベルにいる部下には、リーダーが口うるさくアドバイスしない方が良いでしょう。

 

いつまで経っても過保護の親がいると、子供の成長が遅くなってしまうのと同じです。

過保護のリーダーがいると、自主自立した部下は育ちませんし、部下から見ても自由度が少ない仕事には面白みを持てず、モチベーションは保てないでしょう。

 

よって、ある程度の自由な権利を持たせてあげましょう。

部下のことを信頼しているというアピールにもなりますので、部下は嬉しいでしょう。

 

ここまでくると、部下のレベルは相当高くなっています!しっかり信頼を示しましょう!

 

 

Step10「やり方を改善しても良いよ」と、自由裁量権を持たせる

いずれは部下も、「蔵修息遊」で言うところの「遊」の段階に入ります。

 

与えた仕事について、もう部下に何の心配事も無ければ、もっと大きな自由裁量権を持たせてあげましょう。

 

 

「もうこの仕事については、君が第一人者なんだから、もっと良いやり方があれば、オリジナルのやり方に改善しても良いよ」

 

と、仕事の自由裁量権を与えてあげましょう。

 

仕事に慣れが出てきてしまうと、部下のモチベーションは下がりますし、気が抜けて思わぬミスが出るかもしれません。

 

そこで、「蔵修息遊」で言うところの「遊」の段階に部下を押し上げることで、部下に良い刺激を与えられます。

 

さらに、与えた仕事も効率化しますので、自由裁量権を持たせることは、まさに良い事尽くめですね。

 

 

Step11「他の人に指導育成してあげてね」と、教育者に任命する

「蔵修息遊」で言うところの「遊」の段階に入った部下は、その仕事に関しては、誰よりも詳しくなっています。

 

せっかくそのレベルまで知識や経験を深めたのであれば、その部下の能力だけに収めておくのは非常にもったいないです。

 

ですので、その部下に

 

「他の人に指導育成してあげてね」

 

と伝え、教育者に任命しましょう。

そうすることで、チームメンバー全員の知識や経験が深まります。

 

さらに、教育側の指導育成力も上がりますので、ぜひ教育者となってもらいましょう。

 

人を教育する最終目標は、その人自身が教育者になることです!

 

 

いずれは部下も教える側になれるように、指導育成しよう

以上の通り、「蔵修息遊」に則り部下を指導育成することで、上手く部下を育てることができます。

そして、いずれは部下も教える側の人間になれるように意識して、指導育成してあげましょう。

 

「蔵修息遊」のサイクルが回る職場は、相互の教育が発達し、職場の全員のレベルが底上げされていきます。

人が強い職場ができますので、「蔵修息遊」を職場に根付かせるようにしましょう!

 

あなたが部下の育て上手になる事を願っております!さあ、がんばっていきましょう!

 

※本記事をブックマークし、ぜひ定期的に振り返って下さい。何度も読み返すことで必ずあなたの仕事力向上の手助けになれると確信しています。ブックマークをおすすめします。

 

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ー以上ー

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