前回は、下記の通り山本五十六のリーダーとしての名言をご紹介しました。
※詳細については、下記の記事をご参考下さい。
やってみせ
言って聞かせ
させてみせ
褒めてやらずば
人は動かじ
引用:山本五十六語録
この名言に感銘を受けた方は多く、令和時代でもこの名言からリーダーとしての教訓を学ぶ人は多いでしょう。
しかし、実はこの名言には続きがあります。
なぜか上記の5文までしか広く知られていませんが、山本五十六の名言の続きも含めて学んでこそ、真のリーダーとしての道が切り開かれると思います。
(当然知っている人は知っていますが。)
そこで本記事では、山本五十六の名言の続きを、私なりの見解を加えながらご紹介していきます。



山本五十六さんは、本当に多くの気付きを与えてくれます!あなたもぜひ、ワクワクしながら読んでくださいね!
山本五十六の名言の続き
それでは、山本五十六の名言の続きをご紹介していきます。
話し合い
耳を傾け
承認し
任せてやらねば
人は育たず。
やっている姿を感謝で見守って
信頼せねば
人は実らず。
引用:山本五十六語録
続いて、一つひとつの言葉に対して、私なりの見解をリーダー目線で伝えていきます。
話し合い
リーダーの言うことに異論を唱えず、



「はい、やります!」
というイエスマンの部下は、リーダーからすると非常に扱いやすいです。
しかし、部下はそのままだと一生自立が出来ないので、いつまでたっても仕事が出来るようにならないでしょう。
リーダーと部下は、しっかりと話し合いが出来る関係になっておくべきです。
トップダウンでリーダーが延々と指示を下すだけでなく、ボトムアップで部下が次々と仕事を進めていけるように、部下の意識を変える必要があります。
もちろんリーダーも、



「とにかく俺の指示通りにすれば間違いない!」
と部下と話し合いを持たないなんてことにならないように、日頃から活発な議論が行えるように笑顔を心がけるなど、話しやすい雰囲気を出しておくべきでしょう。



アイデアは議論しないと磨かれません!しっかり話し合う機会を大切にしましょう!
耳を傾け
部下と話し合うことの重要性については、すでに述べました。
しかし、ただ話し合えばそれでいいわけではありません。
部下の話に耳を傾け、部下の思考や心情、想いをしっかりと聞きだすことが大切です。
そのためには、傾聴スキルを鍛える必要があります。
傾聴スキルを鍛えたい人は、ぜひ下記の記事をご参照下さい。
傾聴スキルを磨くことで、相手の話を聞きながら相手への理解を深めたり、相手の思いや感情を尊重し、共感することができます。



傾聴スキルは、これから最も必要な能力の一つです!⇧の記事で傾聴力を磨くことをおすすめします!
承認し
部下は、実力・経験共に、リーダーであるあなたよりも劣っている可能性が高いです。
そのため、部下には



「早く認められて一人前になりたい」
という想いが強い傾向にあります。
そこで、部下の承認欲求を満たし、仕事へのモチベーションを上げるサポートをしてあげましょう。



「リーダーって、部下のモチベーションを上げるサポートまでしてあげないといけないの!?」
と思う方もいるでしょう。
しかし、令和時代の若手社員は脆弱な傾向にありますので、令和時代のリーダーには、部下のモチベーションアップのサポートやメンタルケアなど、仕事面以外のサポートも重要になっています。
よって、部下と何度も話し合い、部下の話に耳を傾けた上で、部下を承認してあげましょう。



「しっかり案が練られているね!」
「仕事に対する意識が変わってきてるね!」
このように部下を承認してあげ、上手く部下を導いてあげましょう。



部下の承認欲求を満たすことは、本当に重要なことです!ぜひお試しあれ!
任せてやらねば
部下を承認してあげたら、最後はドンッと部下に仕事を任せてあげましょう。
ここで重要なのは、部下に仕事を任せたなら、あまり小まめに口を挟まないようにしましょう。
もちろん、守らなければならない納期は気にしなければいけませんし、部下がリーダーに相談したいことがあれば、相談に乗る必要があります。
しかし、部下が求めてもいないのに、不安になったリーダーから



「あの件、ちゃんと進捗してるよな?」
「もっとこうした方がいいんじゃない?」
「今回の案件は、部長も気にしているからしっかりと最後まで詰めていってね」
と口うるさく部下に言わないようにしましょう。
信頼して、ドンッと部下に任せることが出来るのも、出来るリーダーの必須条件と言えます。



もちろん、丸投げと、信頼して任せることは大きく違います!丸投げはしないように要注意!
人は育たず
上記の通り、話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやることで、ようやく人は育つということを、山本五十六は言っています。
つまり、山本五十六の名言の前半部分に
「褒めてやらねば人は動かじ」
とありますが、褒めてやることで部下は動くものの、褒めるだけでは成長しないということが分かります。
そう、部下は褒めるだけでは育ちません。
リーダーが簡単に部下を褒めてしまうと、部下は



「なんだ、この程度で褒められるのか」
「自分は良く褒められるしもう十分に成長している」
と勘違いしてしまいます。
部下の育成が上手いリーダーとは、部下に仕事を一任して育てることが出来るということです。
やっている姿を感謝で見守って
あなたは、部下が一生懸命に仕事をしている姿を見て、感謝したことはありますか?
また、感謝したことがあっても、最近部下に感謝することを忘れているリーダーもいるでしょう。
とにかくリーダーは、常に部下への感謝の気持ちを忘れてはいけません。
リーダーを支えてくれているのは、間違いなく部下たちです。
その感謝の気持ちをしっかりと言葉にして部下に伝えましょう。



「いつも仕事を頑張ってくれてありがとう」
この一言があると、部下は仕事をすることに喜びを見出すことが出来ます。
人に感謝されるということが、非常に気持ちが良いものだと、再認識することができます。
そして、感謝されることを原動力として、さらに仕事に精を出してくれるようになるでしょう。
感謝されて嫌がる人なんて滅多にいませんので、他人に感謝して損は絶対にありません。



お金貰ってるんだから、仕事して当然!なんて考えず、仕事してくれることに感謝しましょう!感謝の気持ちは、人を幸福にします!
信頼せねば
優秀な部下がいれば、仕事の能力が低い部下もいます。
優秀な部下だけを信頼し、仕事の能力が低い部下を信頼しないリーダーは、リーダー失格です。
与える仕事を上手く調整し、部下全員を信頼して仕事を任せてやるのが、真のリーダーだと私は考えます。



「Aさんは優秀だからさらに上の仕事を任せてみよう。Bさんはまだまだ経験不足だから、Aさんよりも少し下のレベルの仕事を任せよう。」
このように、その人の能力を見極め、与える仕事のレベルを変えることが出来れば、みんなが各々の仕事を達成することが出来るでしょう。
部下を信頼できないというリーダーは、己の力量不足であることを認識するべきです。
リーダーが信頼して仕事を任せてこそ、部下はその信頼を受けて仕事を頑張れますし、自主性が芽生えます。
そして、お互いに成長することが出来ます。
人は実らず
前述しましたが、部下はリーダーからの感謝と信頼を受けることで、飛躍的に能力を伸ばすことが出来ます。
結局のところ、専門的なスキルを伸ばすことだけを念頭に置いて仕事を進めても、真の意味で人として成ることはできないということを、山本五十六は言っているのでしょう。
人から感謝されることで、自分の仕事の意義や自分自身の存在意義を確かめることが出来ます。
また人から信頼されることで、自分の自信やモチベーションに繋がり、仕事に精が出るようになります。



このように、部下を実らせるのは、リーダーの働きかけが大切だということです。
部下を育てるリーダーの行動や戦略、それは部下に任せること
山本五十六の名言を受けて、私が導き出した結論は、
「部下と腹落ちするまで話し合って方向性を決めたら、後は信頼して仕事を任せきる」
ことです。
これを徹底できれば、あなたは間違いなくリーダーとして素晴らしい人材となれると確信しています。



山本五十六さんの名言通りに、あなたが優秀なリーダーになれることを願っております!さあ、がんばっていきましょう!
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ー以上ー



「あなたのビジネス力の向上、全力で支援します!」をモットーにした、自動車業界の大手メーカーの会社員です。
超人的な成功者のリーダー論ではなく、普通の職場・現場に近くて実用的なリーダーシップ・ビジネススキルの持論を展開します。
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