「リーダーシップ力をすぐに向上させるために、何をしたらいい?」
「自分もチームも明るい雰囲気にするにはどうしたらいい?」
このように、リーダーシップ力を上げたり、チームを明るくしたいという願いを待つリーダーは多いでしょう。
そこで本記事でご紹介したいのは、独り言を変えるテクニックです。
「え?独り言を変えるだけ?しょぼっ!」
と思うことなかれ。
独り言を変えるだけで、あなたのリーダーシップもチームの雰囲気も好転していきます。
独り言のパワーをきっちり教えます!ぜひワクワクしながら読み進めてください!
独り言の8割がネガティブ
心理学の世界では、独り言の8割がネガティブな言葉であるという調査結果が出ています。
すぐにネガティブな言葉を発するリーダーを、みなさんはどう思いますか?
当然、一緒に仕事すると気分が下がりますし、楽しく仕事なんてできないのではないでしょうか?
ネガティブな言葉を発するということは、ネガティブな言葉を自分の耳で聞いて脳にインプットするということ。
なので、さらに脳はネガティブになっていきます。
加えて、独り言のようにネガティブな言葉を呟くことで、周りの部下やチームメンバーもネガティブな雰囲気になってしまいます。
チームの雰囲気を良くして活気付けたいリーダーからすると、ネガティブな独り言はまさに百害あって一利なしですね。
ネガティブな独り言を発するのって、無意識なことが多いです。なので、自分自身では気付きにくいのが、タチが悪いところですね。
そもそもなぜ人は独り言を発してしまうのか?
では、なぜ人は独り言を発してしまうのでしょうか?
その理由について述べておきます。
人は言語化しないと思考できない生き物だから
人間は、言語化しないと思考できない生き物です。
思考を明確な言葉に置き換えないと、理解することができませんが、思考を言語化するタイミングで口から言葉が漏れ出てしまうんです。
実際、独り言を発することで、思考が整理されますからね。
これが独り言の正体です。
コミュニケーションを取りたいから
人間は社会的な動物ですので、他者とコミュニケーションを取らないと生きていけません。
ストレスがかかった時や、逆にストレスから解き放たれた時は、他者とコミュニケーションを取りたいという欲求が生まれます。
この時、すぐに話しかける人がいなかったり、話しかける雰囲気ではない時に、独り言を発してコミュニケーションの代替とします。
これが独り言が発生するメカニズムです。
劇的にリーダーシップを伸ばす独り言「6S」
独り言には、自己暗示の側面があります。
ですので、ポジティブな独り言を発すれば、よりポジティブな思考や行動を手に入れることができます。
逆にネガティブな独り言を発すれば、よりネガティブになります。
よって、辛い状況では、無理してでもポジティブな独り言を発することで、事態を好転させることができるんです。
リーダーは、チームメンバーや部下よりもプレッシャーをかけられることが多いです。
しかも、リーダーの一挙手一投足がチームメンバーや部下に多大な影響を与えます。
よって、リーダーは人一倍ポジティブである必要があります。
独り言の8割を占めるネガティブを、ポジティブに変えるだけ。
たったそれだけで、リーダー自身やチーム全体が活気づきます。
それでは続いて、⇩の項目では、具体的な独り言の例である「6S」についてご紹介します。
・すごい
・さすが
・素晴らしい
・センスある
・それでもやりきる
・さわやかな一日になりそう
なお、独り言とはいうものの、実際に呟かなくても構いません。
心の中で呟きましょう。
むしろ、口に出すと周りから不審がられますので、気を付けましょう。
すごい
「やっぱり俺は凄いなー。」
困難な問題を解決したり、会社に大きな利益をもたらしたりした時は、しっかりと自分を褒めてあげましょう。
「○○くん、すごいやん!」
一方、部下が成果を出した時は、上のように素直に称賛してあげましょう。
チームメンバーや部下の事をまるで自分の事のように喜んでくれるリーダー。
とっても素敵ですよね。
さすが
「さすが俺だ!見事だな。」
チームの危機を脱した時は、独り言ぐらいは自画自賛しましょう。
自分を凄い人間だと肯定すればするほど、脳も「俺はすごい」と思い込み、その通りに脳が働き始めます。
当然、チームメンバーや部下にも、さすがと褒めてあげましょう。
素晴らしい
「毎日会社に来てコツコツがんばるなんて、素晴らしいよな。」
自分を褒めるような出来事が見つからなかったら、毎日何かをがんばっている自分を褒めてあげましょう。
かなりハードルを下げて構いません。
とにかく褒めて、自己肯定感を高めることが大切です。
センスある
「こんな発想が出来るなんて、本当センスあるよなあ。」
多かれ少なかれ、自分にセンスがあると感じたら、自分のセンスをたっぷり褒めてあげましょう。
別に大して凄くなくても構いません。
人とは違う切り口のアイデアが出せたり、発言が出来たら、ポジティブな独り言で自分を高めましょう。
それでもやりきる
「こんな無茶ぶりありかよー!それでもやりきるけどね!」
このように、上司から無茶苦茶な仕事を与えられることもあるでしょう。
世の中はいつだって理不尽なことに溢れています。
しかし、それを飲み屋でグチグチ文句を言っても仕方がありません。
むしろ悪態をつくほど、脳はマイナス思考になり、事態はますます悪化していくでしょう。
どんな困難にも、やりきってやるぞという独り言をつぶやき、乗り切りましょう。
さわやかな一日になりそう
「今日も良い天気!さわやかな一日になりそうだな!」
リーダーは激務でプレッシャーがかかりますので、朝起きて会社に行くのが辛いリーダーも多いでしょう。
そんな時は、起きて開口一番、このようにポジティブな独り言をつぶやきましょう。
こんな一言で一日をスタートさせたならば、なんだかいい一日になりそうじゃないですか?
劇的にリーダーシップを萎ませる独り言「6D」
劇的にリーダーシップを伸ばす独り言「6S」に反して、劇的にリーダーシップを萎ませる独り言「6D」をご紹介します。
「6D」をつぶやいてしまうと、リーダー自身はもちろん、チーム全体をネガティブな雰囲気にしてしまいます。
ネガティブな空気を作るリーダーには、リーダーシップを取ってチームをまとめていくなど、不可能でしょう。
独り言で「6D」をよくつぶやいてしまう人は、要注意です。
・でも
・だって
・どうせ
・できない
・ダメだろう
・ついてない(不運)
でも
「なんとか目標を達成できた。でも、ぶっちゃけ運がよかっただけだよな。」
目標を達成できたり、成果を出せたならば、素直に喜ぶべきです。
たとえ運がよかったとしても、運も実力の内です。
「でも」なんて言葉は今すぐ封印しましょう。
「でも」から生まれるリーダーシップはありません。
だって
「だって、そんなの意味ないじゃん。なんでやらなくちゃいけないんだよ・・・。」
このように、やらされ仕事が降ってきて乗り気じゃない時、あなたはこんな独り言をつぶやいていませんか?
嫌々仕事をするリーダーの姿を見たチームメンバーや部下は、どんな気持ちになるでしょうか?
当然、モチベーションは無くなるでしょう。
リーダーたるもの、やらされ仕事にも意味を見出し、より価値のある仕事に変える意思を持って仕事をせねばなりません。
「だって」なんて言う暇があったら、楽しく仕事ができる方法を考えましょう。
どうせ
「どうせ俺はリーダーに向いてないよな。」
「どうせ」から始まる言葉で、ポジティブな言葉があれば教えて下さい。
私の知る限りでは、そんな言葉はありません。
あるのはネガティブな言葉だけ。
「どうせ」なんて言葉は、絶対に使わないように、しっかりと封印しましょう。
できない
「こんなのできないに決まってるだろ。無茶苦茶言いやがって。」
リーダーは、上司から実現不可能な目標を達成するように指示されることがあります。
本当に理不尽ですよね。
私も、新規設備の開発に携わったときに、到底達成できない高い開発目標を掲げさせられ、腐りそうになりました。
しかし、ここで「できない」なんて独り言をつぶやくと、達成確率はさらに下がるでしょう。
自分くらいは自分を信じてあげましょう。
※本当に無理なら無理ではっきり言いましょう。
ダメだろう
「色々試行錯誤して手を尽くしたけど、まあどれもダメだろう。」
このように、まだ結果が出てないのにリーダーが悲観的だと、チームメンバーや部下も悲観的になっていきます。
それぐらい、リーダーがチームメンバーや部下に与える影響は大きいです。
「ダメ」なんて情けないことを言う前に、「成功する」方法を考えましょう。
ついてない(不運)
「また失敗かー。本当に俺はついていないなあ。」
このように、できないことを運のせいにしてはいけません。
リーダーは、人一倍自分に厳しくなければなりません。
本当に運が悪かったとしても、「自分が足りなかったからもっと精進しよう」と自責で考えるべきです。
疲れたり落ち込んだりネガティブになった時の一流リーダーの4つの行動
どんなに素晴らしいリーダーでも、疲れたり落ち込んだりネガティブになる時はあります。
しかし、ネガティブになった時にどう振る舞えるかによって、一流リーダーか否かが分かれます。
それでは、ネガティブな気持ちになった時に、一流リーダーはどんな行動をするのでしょうか?
それをご紹介します。
笑顔を作る
疲れたときこそ、笑顔を作ってみましょう。
私も、追い込まれて遅い時間まで残業する日が続いた時は、ヘトヘトに疲れます。
しかし、そんな時こそ笑顔を絶やさず笑っていると、
「どんな状況でもバリバリ仕事を進められるなんて、俺の根性ハンパないな。」
と自分を褒められるぐらいポジティブになれます。
周りのチームメンバーや部下も
「リーダーはまだまだ余裕そうだ。自分も貢献できるようにがんばるぞ。」
と、刺激を受けていました。
疲れた時に疲れた顔をしても、ますます疲れるだけです。
誰かと会話する
落ち込んだ時は、無性に誰かと話したくなるものです。
そんな時は、少し仕事の手を止めて、誰かと会話してみましょう。
独り言もストレスを軽減する効果はありますが、やはり自分以外の人と話す方がより効果的です。
リーダーは人一倍ストレスが溜まるものです。
ストレスへの対処方法として、人との会話を上手く使いましょう。
大きな声でハキハキと話す
気持ちが落ちている時は、声のトーンやボリュームも下がりがちです。
しかし、声のトーンやボリュームが下がると、ますます気持ちが落ち込んできます。
そんな時は、カラ元気で構わないので、大きな声でハキハキと話すようにしましょう。
私も落ち込んでいる時こそ、わざと大きな声で話しますが、ふと気づいた時にはなんだか元気になっていることがしばしばあります。
背筋を伸ばして歩く
疲れた時は、猫背になったり姿勢が崩れがちです。
下を向いて歩いていても、リーダーシップは発揮できないでしょう。
猫背リーダー、ダサいですよね。
リーダーならば、落ち込んでいる時こそ、シャキッと立ちましょう。
リーダーが独り言をポジティブにするだけで、チームが好転する
本記事の通り、独り言を変えると自分自身のポジティブさが大きく変わります。
そのポジティブさは、チームメンバーや部下にも浸透します。
ポジティブな独り言によって、リーダー自身もチーム全体も良い雰囲気になります。
もちろん、完璧にネガティブな独り言を抑え込むのは難しいでしょう。
そもそも、独り言はネガティブなものになりやすい傾向にありますしね。
そこで、少しでもネガティブの割合を下げることを意識しましょう。
100%ポジティブじゃなくても構いません。
徐々にネガティブな独り言の割合を減らしていきましょう。
何事にもポジティブに捉えられるようになると、あなたのリーダーシップ力は大きく向上するでしょう。
あなたの独り言がポジティブになり、あなたのリーダーシップ力が向上することを願っております!さあ、がんばっていきましょう!
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ー以上ー
「あなたのビジネス力の向上、全力で支援します!」をモットーにした、自動車業界の大手メーカーの会社員です。
超人的な成功者のリーダー論ではなく、普通の職場・現場に近くて実用的なリーダーシップ・ビジネススキルの持論を展開します。
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