「部下に仕事を断られた。部下に仕事を上手く任せる方法ってある?」
「俺の部下が全く仕事しない。一体どうしたらいいんだ・・・。」
このように悩むリーダーは多いでしょう。
特に令和時代の部下は、自分がしたい仕事を追い求める「want思考」が強いです。
そのため、やらないといけないやらされ仕事に嫌悪感を抱く部下は多いです。
しかし、だからといって仕事をしないでいい訳ではありません。
そこで本記事では、仕事を断る部下を動かす極意について解説していきます。
実用的に書いてありますので、今日からすぐに活用できるテクニックばかりです。
ぜひあなたのお役に立てて下さい!
3分ほどで読めるのに、実用的なテクニックがてんこ盛り!ぜひワクワクしながら読み進めてください!
仕事を断る部下を動かす7の極意とは?
それでは、仕事を断る部下を動かす7の極意について、解説していきます。
ドア・イン・ザ・フェイス・テクニックを使う
私的に最も効果的なのが、ドア・イン・ザ・フェイス・テクニックです。
ドア・イン・ザ・フェイス・テクニックは、心理学者ロバートチャルディー二が提唱した頼み事を引き受けてもらう確率を劇的に上昇させる優れたテクニックです。
やり方は至ってシンプル。
まずは、あなたが頼みたい仕事よりも大きな仕事を部下にお願いしましょう。
やっかいな案件であればあるほど、高確率で断られたり、渋られたりするでしょう。
ここであなたは残念そうに一歩引いてみましょう。
その後であなたが本当に任せたい仕事をお願いすると・・・
なんと引き受けてくれやすくなるんです!
なぜ、引き受けてくれやすくなるのでしょうか?
それは、心理的に先にこちらが譲歩したので、部下もわがままを言った分、譲歩しないといけない気になるので仕事を引き受けてもらいやすくなるからなんです。
具体例を書いておきましょう。
「○○君!例のやっかいな案件なんだけど、君にお願いできないかな?」
「えぇ・・・。僕じゃ経験不足で対応できないですよ。」
「そっかぁ。ぜひ頼みたかったけど仕方ないね。じゃあこの案件は△△さんに任せるとして、こっちの案件はお願いできるかな?」
部下「なんかすいませんね。じゃあそっちの案件やりますわ。」
「お、助かる!ありがと!(しめしめ)」
理想形は、このような流れです。
ドア・イン・ザ・フェイス・テクニックは、かなり使いやすいのでおすすめします。ぜひ試してみてくださいね。
いかにその仕事がメリットだらけか伝える
とくに令和時代の若手社員は、自分のスキルアップに敏感です。
その特徴を上手くつきましょう。
いかにその仕事がメリットだらけか伝えることで、部下のスキルアップ心を刺激することができます。
具体例を書いておきます。
「○○君!この案件なんだけど、君にお願いできないかな?」
「えぇ・・・。僕じゃ経験不足で対応できないですよ。」
「この案件さ、実は俺も昔やったことがあってね。○○君と同じように一回断ったんだよ。なんだかんだやらされたんだけど、この案件さ、うちの職場で必要な経験が一通りできるんだよね。キャリアアップに最適な仕事だと思うから、この機会を見逃すのはもったいないかなって思うけどどうかな?」
「まあそこまで言うなら。僕も自分の成長につながる仕事はしたいんで。」
「お、助かる!ありがと!」
仕事には積極的じゃないけど、自分のスキルアップには積極的。こんな若手が増えています。上手くその傾向を利用しましょう!
部下がやる前提で話を進めてしまう
仕事を引き受けてもらう確率が非常に高いテクニックが、部下がやる前提で話を進めてしまうという方法です。
そもそもやるかやらないかを聞かなければ、断りようがありません。
仕事を全く引き受けてくれない部下には、任せる前提で話を進めてしまうのが有効的です。
具体例を下記します。
「○○君!例の新規案件なんだけど、どのように進めたらいいと思う?」
「え、僕あんまり経験ないから分からないっすよ。」
「だからこそ気付くこともあると思うんだよね。まずは何からしようか?」
「まずいつまでにやるかの確認・・・とかですかね?」
「いいねいいね!じゃあまずは納期の確認をしよっか。□□部に問い合わせてみようか!」
「分かりました。」
このように、相手の意見を引き出しながらだと、すんなりと任せることができます。
しかし、明確な言葉で「任せる」と言わないと、責任感を持って仕事をしてくれないリスクがあります。
また、ある意味では部下の自由意志をあえて聞かないという強引なテクニックですので、部下によっては不信感を抱く可能性もあります。
部下に丸投げするのではなく、小まめにサポートしてあげる必要があります。
この頼み方は強引なので、いつも以上にケアしてあげましょう!
即断即決させる
部下によっては、
「その案件を担当できるかスケジュールを確認しますので、後日判断します。」
と言って逃げる場合があります。
責任感のある部下なら後日連絡をくれますが、逃げようと考える部下はその場しのぎで先延ばしにしただけで、スケジュールの確認をする気がありません。
なので、あなたが部下に仕事を振る時は、部下に即断即決させることが大切です。
具体例を下記します。
「○○君!この案件なんだけど、君にお願いできないかな?」
「えぇ・・・。またスケジュールを見て対応できるか連絡します。」
「今すぐ担当者を決めたくてさ。○○君のスケジュール、今から一緒に見ていい?」
「ん~けっこう余力あるんでいいですよ。」
「お、助かる!ありがと!」
色々と言い訳をしては逃げるタイプの部下には、この方法は特に効果的ですね!
背景と目的を明確に伝える
上司やリーダーが仕事を部下に任せる時に必ずやるべきことがあります。
それは、背景と目的を明確に伝えることです。
背景と目的が分からない仕事には、部下もやりがいを見出せないでしょう。
なので、部下に仕事を任せる時は、きっちりと背景・目的を説明すると仕事を断られる確率を下げることができます。
具体例を下記します。
「○○君!この案件なんだけど、君にお願いできないかな?」
「え、僕あんまり経験ないから分からないっすよ。」
「サポートするから大丈夫だよ。この案件なんだけど、例の一大プロジェクトの根幹を担う重要案件なんだ。新製品が客先要求を満たすかどうかは、俺たちが作る新規設備にかかっている。」
「なんかいいっすね!やろうかなー。」
背景と目的の説明は必須です!人に仕事を任せるなら、説明責任を果たしましょう!
押してダメなら引いてみよ
なんか恋愛テクニックっぽいですが。
部下に仕事を任せようとして断られた時、そのまま強引に押すと部下との関係性がこじれる場合があります。
そこで、押してダメなら引いてみよというテクニックをおすすめします。
こちらも例で見た方が理解しやすいと思いますので、一例を下記します。
「○○君!この案件なんだけど、君にお願いできないかな?」
「え、僕あんまり経験ないから分からないっすよ。」
「そっか、残念だな。この案件はかなり成長できるポイントがあって、他の人がやると一気に差を付けられちゃうかもね・・・。」
「まじっすか。やろうかなー。」
このように、部下が心配性だったり、自分の評価を気にするタイプの場合は、
押してダメなら引いてみよ。
効果的ですので、ぜひ試してみてください。
部下のタイプを見極めて、頼み方を変えられると、あなたの人を動かす力は一級品ですね♪
みんなやってるよ
周りの人と同じ事をすることで安心感を得やすい日本人の心理を突いたテクニック。
それが、
みんなやってるよ。
という一言です。
特に効果的なのが、仕事を任せたいと思っている部下の憧れの人や、めちゃくちゃ有能な人が職場にいる場合。
あなた「あの人もこの仕事をやってたよ!経験して良かったって言ってたよ。」
と言えば、部下もやる気になるでしょう。
人間は権威性にも弱いので、部下の憧れの人やめちゃくちゃ有能な人の名前を使うことはかなり効果的です。
仕事を断る部下を動かす7の極意まとめ
それでは最後に、仕事を断る部下を動かす7の極意をまとめておきます。
①ドア・イン・ザ・フェイス・テクニックを使う
②いかにその仕事がメリットだらけか伝える
③部下がやる前提で話を進めてしまう
④即断即決させる
⑤背景と目的を明確に伝える
⑥押してダメなら引いてみよ
⑦みんなやってるよ
仕事を断る部下というあなたの悩みが解決することを願っております!さあ、がんばっていきましょう!
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「あなたのビジネス力の向上、全力で支援します!」をモットーにした、自動車業界の大手メーカーの会社員です。
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